「毎日下痢を催す」症状が特徴的な病気とは?避けた方が良い食事も医師が解説!

毎日下痢を催す時、身体はどんなサインを発しているのでしょうか?メディカルドック監修医が解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「毎日下痢を催す」原因はご存知ですか?下痢を催す時に食べてはいけないものも解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
伊藤 陽子(医師)
目次 -INDEX-
「毎日下痢を催す」症状の特徴的な病気・疾患
ここではメディカルドック監修医が、「毎日下痢を催す」症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。
感染性胃腸炎
ウイルスや細菌の感染が下痢の原因となることもあり、これを感染性胃腸炎といいます。代表的なものには、ノロウイルスやロタウイルスがあります。この場合は、下痢のほかに嘔吐や腹痛、発熱などの症状が現れやすいです。感染性胃腸炎が疑われるときは、身体を休め、少量の水分をこまめに補いましょう。
口の中や唇の渇きを感じたら、脱水が始まっている可能性があります。水分がまったく取れない、強い腹痛があるなど症状が強い場合には、一般内科や消化器内科を受診しましょう。
炎症性腸疾患
慢性的 に下痢が続く場合は、炎症性腸疾患(IBD)の可能性が考えられます。炎症性腸疾患はその名のとおり腸に炎症を起こす病気のことで、潰瘍性大腸炎やクローン病が代表的です。
潰瘍性大腸炎は、下痢のほかに血便や腹痛の症状が慢性的に続きます。一方クローン病は若い人に多い病気で、下痢のほかに腹痛、発熱、体重減少、貧血などの症状が続きます。
このような症状が現れ、炎症性腸疾患が疑われるときには、消化器内科を受診しましょう。個人の病状ごとに治療法が異なるため、主治医とよく話し合い、場合によっては専門施設を受診する必要があります。
過敏性腸症候群
消化器の疾患がないにもかかわらず下痢や腹痛が続く場合に疑われるのは、過敏性腸症候群(IBS)です。過敏性腸症候群の有病率は日本人のおおよそ10%と報告されており、症状によって下痢型、便秘型、混合型に分けられます。
過敏性腸症候群は身体的、肉体的ストレスが大きく関わっているといわれており、とくにうつや不安は発症リスクを高めます。症状を軽減したいときには規則正しく食事を摂り、十分な水分摂取を行ってください。脂質やカフェイン、香辛料を多く含む食品は症状を増悪させるとの報告があるため、できるだけ控えましょう。
ストレスをためないような生活や規則正しい食事など、生活習慣を改善しても症状が改善されない場合には消化器内科を受診しましょう。
毎日下痢を催す時に食べてはいけないもの
下痢を催すときには、胃腸に負担のかかる脂質や刺激物の摂取は控えた方がよいです。控えるべき食品は何か、なぜ控えるべきなのか具体的に解説します。
油っこいもの
下痢のときは肉の脂身など、脂質の多い食べ物は控えましょう。なぜなら胃腸が弱っているときに油っこい食事を摂ると、元気なときと比べてうまく消化できないからです。そのため、腸に負担がかかり下痢を悪化させる可能性があります。
たとえば牛肉、豚肉であればバラやロース、ベーコンなどは避けるとよいでしょう。鶏肉の場合は、皮の部分に脂質が多く含まれます。さらにウナギやマグロのトロ、サバなど脂ののった魚にも注意が必要です。
また、低脂質の食材を選んでも調理法によって脂質が多くなることもあります。天ぷらやフライなどの揚げ物、バターやマーガリンをたっぷり使用した調理は避けましょう。
香辛料
唐辛子やにんにく、こしょうなどの香辛料は、下痢を悪化させる可能性があります。なぜなら、香辛料には消化管の活動を活発にする働きがあるからです。
香辛料には食欲をそそる効果がありますが、お腹の調子が悪いときは控えましょう。なお、香辛料を多く使った料理にはカレーや麻婆豆腐、キムチ鍋などがあります。
アルコールやカフェイン
アルコールやカフェインも腸に刺激を与えるので、下痢の悪化につながります。とくに、食事を摂らずアルコール度数の高いお酒を飲むと下痢を引き起こしやすいです。
カフェインは、無意識のうちに摂りすぎていることがあるので注意が必要です。下痢で元気がでないからと、エナジードリンクを飲むことはありませんか?実のところ、エナジードリンクにはコーヒー以上にカフェインを含んでいるものもあるのです。そのほか栄養ドリンクや風邪薬にもカフェインを含むものがあるため、パッケージや添付文書を確認しましょう。
「毎日下痢を催す」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「毎日下痢を催す」症状についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
何日下痢が続いたら、病院を受診した方がいいですか?
伊藤 陽子(医師)
下痢は、症状が強くなければ自然によくなることも少なくありません。急性の下痢は1週間程度で症状が落ち着くため、それ以上長引くときは医療機関の受診を検討しましょう。
一方で、下痢や腹痛の症状が強い場合、便に血が混じる場合、水分が摂れずに脱水状態の場合、下痢以外に発熱や嘔吐などの症状がある場合は、早めに消化器内科や一般内科を受診してください。
まとめ 「毎日下痢を催す」ときは生活習慣の見直しを!
毎日下痢を催すときには、ご自身の生活習慣を見直してみましょう。食べすぎや特定の食品、喫煙などが影響しているかもしれません。
下痢のときはこまめに水分を補い、消化によいものを食べてください。下痢以外の症状がある場合や症状が強い場合、長引く場合には、消化器内科や一般内科を受診しましょう。
「毎日下痢を催す」で考えられる病気
「毎日下痢を催す」から医師が考えられる病気は5個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
毎日下痢を催す原因にはさまざまな病気が隠れている可能性があります。症状が長引くときには、消化器内科を受診しましょう。
「毎日下痢を催す」に似ている症状・関連する症状
「毎日下痢を催す」と関連している、似ている症状は6個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックCの解説記事をご覧ください。
下痢を催すとき、一緒に現れる症状はありませんか?気になる症状があれば速やかに消化器内科などの医療機関を受診しましょう。