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「胆石症」になりやすい人は3つの違いがある? 女性に多い原因と症状【医師監修】

 公開日:2026/05/11

胆石症は誰にでも起こりうる病気ですが、性別・年齢・生活習慣などによって発症リスクに差があることが知られています。自分がどのようなリスクを持っているかを把握することは、予防や早期発見につながります。リスク因子の詳細について解説します。

中路 幸之助

監修医師
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)

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1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。

胆石症のリスク因子と発症しやすい人

胆石症は誰にでも起こりうる病気ですが、いくつかのリスク因子が知られています。これらの因子を理解することで、自分が胆石症になりやすいかどうかを知り、予防や早期発見につなげることができます。

年齢・性別・体質による違い

胆石症は40代以降の女性に多く見られます。これは女性ホルモンのエストロゲンが胆汁中のコレステロール濃度を高めるためと考えられています。また、妊娠や出産の経験がある方、肥満傾向のある方もリスクが高まります。男性でも加齢とともに発症率は上昇し、特に50代以降で増加します。遺伝的な体質も関係しており、家族に胆石症の方がいる場合は注意が必要です。さらに、急激なダイエットや絶食、長期間の絶食状態も胆石形成のリスクを高めます。これは胆嚢の収縮が減り、胆汁が濃縮されて結石ができやすくなるためです。生活習慣の見直しが予防につながります。

生活習慣や食事の影響

食生活の欧米化により、高脂肪・高カロリーの食事を摂る機会が増えています。こうした食事は胆汁中のコレステロール濃度を上昇させ、コレステロール結石の形成を促します。また、運動不足や肥満、糖尿病、脂質異常症なども胆石症のリスク因子です。規則正しい食事と適度な運動、体重管理が予防の基本となります。一方、極端な低脂肪食や急激な体重減少も胆石を作りやすくするため、バランスの取れた食生活が大切です。バランスのよい食事や十分な水分摂取は、胆石のリスクを下げる可能性があるとされています。

まとめ

胆石症は、無症状のうちに進行することもあれば、突然の激痛で発覚することもある病気です。右脇腹の痛みや食後の不快感、吐き気といったサインを見逃さず、早めに受診することで、重症化を防ぎ、生活の質を保つことができます。治療法は手術が中心ですが、腹腔鏡手術の進歩により、身体への負担は大きく軽減されています。日々の食生活や体重管理、適度な運動を心がけることで、胆石症のリスクを減らすことも可能です。気になる症状がある方は、消化器内科や外科を受診し、専門医の診察を受けることをおすすめします。

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