【警告】男性85cm・女性90cm以上は要注意!放置NGな内臓脂肪リスクと2つの基準

健康診断などで内臓脂肪に関する数値を指摘されたとき、その意味を正確に理解することが適切な対策への第一歩となります。CT検査による内臓脂肪面積や腹囲など、医療現場で用いられる指標にはそれぞれ明確な基準があります。ここでは、各指標が何を示しているのかを丁寧に解説します。

監修医師:
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)
内臓脂肪の数値の意味と基準
内臓脂肪の状態を客観的に把握するためには、測定された数値を正しく理解することが重要です。健康診断や医療機関で用いられる指標について、その意味と基準を解説します。
内臓脂肪面積とCT検査
内臓脂肪の量を最も正確に測定する方法は、CT検査によって腹部の断面画像を撮影し、内臓脂肪の面積を算出することです。一般的には、へその位置で撮影した断面における内臓脂肪面積が100平方センチメートル以上の場合、内臓脂肪型肥満と判定されます。この基準は、生活習慣病のリスクが高まる目安として広く用いられています。
CT検査は精度が高い一方で、放射線被ばくや費用の面から、日常的な健康管理には向かない場合もあります。そのため、健康診断では腹囲やBMI(体格指数)といった簡便な指標が用いられることが多いです。ただし、より詳細な評価が必要な場合や、治療効果を確認する際には、CT検査が選択されることもあります。
腹囲とメタボリックシンドローム診断基準
日本では、メタボリックシンドロームの診断基準として腹囲が用いられています。男性では85センチメートル以上、女性では90センチメートル以上が基準となり、この基準を超えると内臓脂肪の蓄積が疑われます。腹囲は立位で測定し、へその高さで水平に測ることが標準的な方法です。
腹囲の測定は簡便でありながら、内臓脂肪の蓄積を推定する指標として有用性が認められています。ただし、腹囲だけでは内臓脂肪と皮下脂肪を区別することは難しいため、他の検査結果と合わせて総合的に判断することが重要です。また、腹囲の基準を超えている場合には、血圧や血糖値、脂質の値も確認し、複数のリスク因子が重なっていないかを評価する必要があります。
まとめ
内臓脂肪の蓄積は、生活習慣病のリスクを高める要因として知られていますが、適切な知識と実践により改善が期待できる問題です。食事や運動、睡眠、ストレス管理といった日常生活全般の見直しを通じて、内臓脂肪を効果的に減らすことができます。また、定期的に数値を測定し、自分の状態を客観的に把握することで、モチベーションを維持しながら取り組みを継続できます。サプリメントは補助的な手段として活用できますが、基本は生活習慣の改善にあることを忘れず、無理のない範囲で健康的な身体づくりを目指しましょう。気になる症状や数値の変化がある場合には、早めに医療機関を受診し、専門家の指導を受けることが大切です。
参考文献




