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「胃酸過多」に市販薬は効果ある? 適切な選び方や治療法を医師が解説!

 公開日:2026/02/06
「胃酸過多」に市販薬は効果ある? 適切な選び方や治療法を医師が解説!

日々の食事の消化・殺菌のために欠かせない「胃酸」ですが、胃酸の働きが活発化しすぎてしまうと胃の粘膜まで溶かしてしまいます。その主成分は塩酸であり、非常に強力です。

何らかの原因によって胃酸過多になってしまうと、胃粘膜がダメージを負って胸焼け・胃もたれなどの症状を引き起こします。

胃に負担がかかった状態が続けば次第にさまざまな病気につながる危険性もあるため、放置せずに胃酸のバランスを整える処置を行うことが大切です。

今回は、治療方法などについてご紹介します。

※この記事はメディカルドックにて『「胃酸過多」の原因・緩和する食べ物はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

中路 幸之助

監修医師
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)

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1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。

胃酸過多の検査と治療方法

内視鏡検査

胃酸過多はどのような検査で診断されますか?

胃酸過多は胃酸の酸性度を測定することで診断されます。胃潰瘍・胃がんなどの可能性も否定できないため、正式に鑑別するために胃カメラ検査を行うこともあります。
胃カメラ検査は経口・経鼻タイプの2種類があるので、お好みに応じて選択しましょう。
ただ胃カメラを実施するためには、午前に検査を受けるときは前日夜の21時以降・夕方に検査を受けるときは当日8時以降の絶食が必須です。予約が必要な場合もあるため、受診の前に調べておくようにしましょう。

治療方法を教えてください。

治療は、主に生活習慣の指導・薬物療法の2つを並行することが一般的です。生活習慣の指導では、食生活の改善を指導することが多くあります。
例えば、胃酸の分泌を促進する食物を避けてもらったり、胃に負担をかけるようなことは控えてもらったりすることが多いです。薬物療法では、胃酸の分泌を抑える薬・胃酸を中和する薬・粘膜を保護する薬などが医師の判断に応じて処方されます。
薬物療法は確かに胃酸過多の症状を鎮めるのに役立ちますが、生活習慣の改善は欠かせません。生活習慣が改善されなければ再発する可能性もあるため、医師の指導にしたがってライフスタイルを改善していきましょう。

胃酸過多はどのくらいで治りますか?

胃酸過多が完治する期間には個人差がありますが、短期間で改善する場合もあれば半年以上は再発を繰り返す場合もあります。
薬物療法だけでは完治は目指せないのが胃酸過多の難しい部分です。生活習慣の改善にも積極的に取り組むことで早めに改善できる可能性が高まることは確かでしょう。

胃酸過多に市販の薬は効果がありますか?

胃痛や胃もたれを抑える薬は市販でも多く販売されているため、効果の有無が気になる方も多くいらっしゃることでしょう。
結論から申し上げると、市販薬でも効果は見込める可能性があります。医療機関で処方されるような薬と同様の成分を含む薬も市販されているため、そのような市販薬を選ぶと症状が改善されるかもしれません。胃酸過多では、胃酸の分泌を抑える薬・胃酸を中和する薬・粘膜を保護する薬などが効果を発揮します。
成分名で挙げると、プロトンポンプ阻害薬・H2ブロッカー・カリウムイオン競合型酸ブロッカーなどが当てはまりますが、市販されているのH2ブロッカーのみです。市販薬を選ぶ際は、H2ブロッカーが配合されているものを選びましょう。

編集部まとめ

胸に手をあてる女性
胃は非常にデリケートな器官であり、日々の食事・ストレスなどのライフスタイルの影響をそのまま受けてしまいます。

胃酸過多になると胃の粘膜が荒れて胃もたれ・胃痛などの症状が出る他、進行すれば胃潰瘍・逆流性食道炎につながるでしょう。

胃酸が上がってきてしまえば声が枯れたり、中耳炎になったりと全身の病気の原因にもなりうるため、放置しないことが大切です。

生活習慣指導・薬物療法を続けて、再発しないような習慣づくりを心がけましょう。

この記事の監修医師