手の震えや空腹感は「インスリノーマ」の症状?原因や遺伝の有無も医師が解説!

インスリノーマとは、膵臓にできた腫瘍によって、低血糖状態になる病気です。頭痛・発汗・手のふるえなどの様々な症状が表れます。
インスリノーマの原因は現在のところ不明で、病気の性質から予防が困難な病気になりますが、膵臓にできた腫瘍が良性の場合は摘出手術で改善が期待できます。
しかし、腫瘍が悪性だった場合は予後が不良で、生存率も低いといわれているのです。
今回記事では、インスリノーマの症状や原因を解説します。気になる症状のある方は、お近くの医療機関にご相談ください。
※この記事はメディカルドックにて『「インスリノーマ」を発症すると現れる症状・原因・何科を受診するべきかご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
目次 -INDEX-
インスリノーマとは

インスリノーマはどのような病気ですか?
低血糖状態になると、頭痛・発汗などの様々な症状が表れるのです。インスリノーマの平均発症年齢は50歳代ですが、幅広い年代の患者がいます。また、男女で比べると若干女性のほうが多く、患者の6割が女性といわれているのです。
どのような症状がみられるのか教えてください。
- 低血糖
- 頭痛
- 神経障害
- 発汗
- 空腹感
- 手のふるえ
- 吐き気
- 動悸
- 意識消失
- 失神
- けいれん
- 異常行動
インスリンには血糖値を下げる働きがあります。インスリンが過剰分泌されると、身体は低血糖状態になります。
低血糖によって、頭痛・神経障害・発汗・手のふるえ・空腹感などの症状が表れるのです。重症化すると、意識消失・失神・けいれん・異常行動などの症状がみられる場合もあります。
インスリノーマを発症する原因は何でしょうか?
それにより、必要以上に糖分が吸収されて低血糖状態になります。低血糖になると、先程説明した頭痛・神経障害・発汗などの症状がみられるのです。
インスリノーマは遺伝する病気でしょうか?
また、小児が発症する先天性高インスリン血症は難病指定されていて、遺伝子異常が原因といわれています。
編集部まとめ

今回の記事では、インスリノーマの症状・原因・検査・治療方法・予後・予防を解説しました。
インスリノーマの症状は、低血糖による頭痛・発汗・手のふるえなど多岐にわたり、原因は膵臓にできた腫瘍がインスリンを過剰に分泌してしまうことです。
インスリノーマの根本的な治療は腫瘍の摘出であり、この腫瘍が悪性の場合予後は不要で、手術ができたとしても5年生存率が20~40%になるといわれています。
インスリノーマ発症の原因は現在のところわかっておらず、明確な予防方法はありません。
そのため早期発見・早期治療が重要になります。気になる症状のある方は、お近くの内分泌科・消化器内科・循環内科などにご相談ください。