「慢性疲労症候群」になりやすい人の特徴はご存知ですか?【医師監修】
公開日:2024/12/05
目まぐるしい時代の変化に伴い、日々強いストレスやプレッシャーを感じている方が大半を占める世の中になりました。
いつの間にか疲れた状態が日常的になっており、それゆえに危機感を抱いている方はほとんどいないことでしょう。
しかし、疲労の中にも「慢性疲労症候群」という立派な疾患があることをご存じでしょうか。
あなたが通常の疲れだと我慢していたその症状も、実は「慢性疲労症候群」によるものかもしれません。
本記事では、本人も周囲の方も気づくことが難しい「慢性疲労症候群」について詳しく解説します。
※この記事はMedical DOCにて『「慢性疲労症候群」になると現れる症状・発症しやすい人の特徴はご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。
監修医師:
伊藤 有毅(柏メンタルクリニック)
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専門領域分類
精神科(心療内科),精神神経科,心療内科。
保有免許・資格
医師免許、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医
精神科(心療内科),精神神経科,心療内科。
保有免許・資格
医師免許、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医
目次 -INDEX-
慢性疲労症候群の特徴やリスク
慢性疲労症候群は何歳くらいの患者さんが多いのでしょう?
慢性疲労症候群は幅広い年齢の方が発症する病気ですが、30代から50代にかけて多くみられます。
特に女性が発症しやすいというデータもありますが、正確なところはわかっていません。
日本では、人口のおよそ0.1%〜0.3%、つまり8万人〜24万人の患者さんがいるといわれています。
特に女性が発症しやすいというデータもありますが、正確なところはわかっていません。
日本では、人口のおよそ0.1%〜0.3%、つまり8万人〜24万人の患者さんがいるといわれています。
慢性疲労症候群を放置するリスクを知りたいです
慢性疲労症候群は、日常生活に支障をきたすほどの疲労感が長期間続く病気です。
放置してしまうと症状は一向に改善されず、耐える苦しさに悩まされ続けてしまうでしょう。
周囲の人たちからは怠けていると勘違いされ、当の本人にはその気がないのに理解を得ることも難しくなります。
症状が重く寝たきりになってしまった場合には、働けないことによる経済的な不安に駆られ、さらに症状が悪化してしまう原因にもなるかもしれません。
他の疾患の発症リスクを高めてしまうこともあり、軽視してはいけない病気だといえます。
慢性疲労症候群を通常の疲れと勘違いしてしまうことは少なくないので、少しでも異常を感じたら放置せずに医療機関を受診しましょう。
放置してしまうと症状は一向に改善されず、耐える苦しさに悩まされ続けてしまうでしょう。
周囲の人たちからは怠けていると勘違いされ、当の本人にはその気がないのに理解を得ることも難しくなります。
症状が重く寝たきりになってしまった場合には、働けないことによる経済的な不安に駆られ、さらに症状が悪化してしまう原因にもなるかもしれません。
他の疾患の発症リスクを高めてしまうこともあり、軽視してはいけない病気だといえます。
慢性疲労症候群を通常の疲れと勘違いしてしまうことは少なくないので、少しでも異常を感じたら放置せずに医療機関を受診しましょう。
慢性疲労症候群になりやすい人の特徴はありますか?
慢性疲労症候群の原因は様々ではありますが、やはりストレスを抱えやすい方が慢性疲労症候群になりやすい傾向にあります。
実際、発症時に睡眠時間の変化・人間関係のトラブル・休養の取り方の変化・怪我や病気・生活環境の変化などでストレスを感じている方が多いです。
このような精神的なストレスを感じている方以外にも、例えば過重労働といった身体的なストレスを抱いている方も慢性疲労症候群になりやすい傾向があります。
とはいえ、誰もが明日に発症する可能性があるのが慢性疲労症候群の特徴です。
実際、発症時に睡眠時間の変化・人間関係のトラブル・休養の取り方の変化・怪我や病気・生活環境の変化などでストレスを感じている方が多いです。
このような精神的なストレスを感じている方以外にも、例えば過重労働といった身体的なストレスを抱いている方も慢性疲労症候群になりやすい傾向があります。
とはいえ、誰もが明日に発症する可能性があるのが慢性疲労症候群の特徴です。
編集部まとめ
慢性疲労症候群は原因がわかっておらず、診断も難しい病気です。
それに伴い、当の本人が通常の疲れだと勘違いして我慢してしまったり、周囲から怠けていると誤解され続けてしまったりすることは少なくありません。
慢性疲労症候群は立派な病気です。
お一人で悩まず、きちんと医療機関を受診して診断してもらう必要があります。
原因不明の疲労や多様な症状が半年以上続いている場合は、放置せずに内科や精神科を受診するようにしましょう。
参考文献