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【首をポキポキ鳴らす人必見】首こり改善の方法を柔道整復師に聞く

 更新日:2024/02/22
首こりの改善方法

肩や首に疲れを感じると、つい首をポキポキ鳴らしてしまう方も多いと思います。首に負担がかかっていると知りつつも癖になってしまっている方もいらっしゃるでしょう。今回はA-style整体治療院の秋山先生に首こりの改善方法について取材しました。

秋山 雅教

監修柔道整復師
秋山 雅教(A-style整体治療院)

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2003年より7年間整形外科で研修後、2010年地元千葉県船橋市に『あきやま整骨院』を開業。その後、「何年も痛い」「どこに行っても良くならない」といった慢性症状で悩んでいる方のため、「保険の枠組みに捉われない施術を提供出来る院にしたい」という想いから整体院へ業態を変更し、2016年A-style整体院を開院。2022年電子書籍『介護が必要になる人ならない人』発刊。

編集部編集部

首を鳴らすクセをやめたいときには、どうしたら良いですか?

秋山 雅教先生秋山先生

首を鳴らしたくなるということは、首や肩がこっているという証拠です。その場合には肩甲骨を動かす体操やストレッチをすると、首や肩のこりが解消されます。

編集部編集部

なぜ、肩甲骨を動かすといいのですか?

秋山 雅教先生秋山先生

肩甲骨にくっついている肩甲挙筋や菱形筋などの筋肉が固まっていると、首や肩のこりが生じるからです。これらはとても深いところにある筋肉なので、マッサージでは効果が届きにくいのです。そのため、体操やストレッチでほぐしたり、入浴で温めてゆるめたりすることが大切です。また、ストレスがたまると血行が悪くなるので、ストレスを溜めないことも必要です。

編集部編集部

ほかにも、首を鳴らしたくなったときにできることはありますか?

秋山 雅教先生秋山先生

整骨院や整体治療院などを訪れ、専門家に任せましょう。首まわりはとてもデリケートな部分なので、首がこっていると感じても、自分でもんだりマッサージしたりするのは危険です。もみかえしが生じたり、かえって首にダメージを与えたりすることもあるので、必ず専門家に委ねるようにしましょう。

編集部編集部

首のあたりを自分でもむのは良くないのですね。

秋山 雅教先生秋山先生

実際、首がこっているからといって、過度に強く押している人が多いのです。そのため、筋肉がより一層硬くなってしまい、もみかえしが生じてしまうこともあります。

編集部編集部

首を動かしたとき、勝手に音が鳴るのですがどうしたらいいですか?

秋山 雅教先生秋山先生

故意に鳴らすことはお勧めしませんが、日常生活で自然と鳴ってしまう程度であれば、それほど心配しなくて良いでしょう。ただし、音が鳴るときに痛みがある場合は必ず医療機関を受診しましょう。

編集部編集部

音を鳴らなくすることもできるのですか?

秋山 雅教先生秋山先生

まずは、なぜ首を鳴らしたくなるのか、その原因を見つけることが必要です。たとえば全身のバランスが崩れていると、重い頭を支える首に負担がかかってしまいますから、首のこりの原因になります。また、スマホやパソコンを使う時の姿勢が原因でストレートネックになっていても、首こりの原因になります。こうした原因を見つけて適切に対処することで、首を動かしたときのポキポキ音を鳴らすクセを解消することができるかもしれません。

編集部編集部

最後に、MedicalDOC読者へのメッセージがあれば。

秋山 雅教先生秋山先生

首のこりの原因は、多くが姿勢の悪さです。特に現代人は座っている時間が長く、パソコンやスマホを使っているときは、知らず知らずのうちに首が前に傾いていることもあるでしょう。そうすると、首には20kgくらいの負担がかかっていると言われています。姿勢を正す意識を持つと、首や肩のこりが軽減でき、首を鳴らしたいという欲求も解消されるでしょう。ぜひ、座っているときに正しい姿勢を保つことを意識してみてください。

この記事の監修柔道整復師

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