「もやし」を食べる時の3つの注意点とは?長持ちする保存法を管理栄養士が解説!

もやしの栄養を損なわずに食べるにはどうすればよいのでしょうか?管理栄養士が、調理時の注意点や生食のリスク、さらに鮮度を保つための正しい保存方法と保存期間について詳しく解説します。気になる症状がある場合は、迷わず病院を受診してください。
※この記事はメディカルドックにて『「もやしには何の栄養素」があるかご存知ですか?健康効果も管理栄養士が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修管理栄養士:
越川 愛子(管理栄養士)
目次 -INDEX-
「もやし」とは?

もやしとは植物名ではなく、豆類や穀類などの種子を水に浸し、暗所で発芽、伸長させたものの総称です。「もやし」という名前は、豆を発芽させることを意味する「萌やす」から「萌やし」、「もやし」となったそうです。
現在日本では、緑豆や大豆、ブラックマッペを種子とするもやしが、主に生産されています。
「緑豆もやし」は、国内生産の約9割を占めます。やや太めで、クセのない味です。名前の通り緑豆から作られます。
「大豆もやし(豆もやし)」は、大豆を発芽させて作ります。茎だけのもやしより、栄養価が高く、食べ応えがあります。
「ブラックマッペもやし」は、黒色のケツルアズキという豆が原料です。緑豆もやしより、やや細く、シャキシャキした食感が特徴です。
もやしを食べる際の注意点

新鮮なものを選ぶ
もやしは水分が多く、傷みやすい野菜です。新鮮なもやしは色が白く、ツヤ、ハリがあります。根やひげが茶色く変色していたり、袋の底に水分が溜まっているものは避けましょう。豆もやしの場合は、豆が黒ずんだり、開いていると鮮度が落ちている可能性があります。豆が淡黄色でプリっとしたものを選びましょう。
生食は避ける
もやしは、加熱調理することを前提に生産されています。いくら新鮮であっても、生食は食中毒を起こすリスクがあるので避けましょう。加熱することで、青臭さがなくなり、風味がよくなります。必ず火を通し、安全に、美味しくいただきましょう。
加熱しすぎない
もやしを調理する際には、加熱のしすぎに注意しましょう。長時間加熱すると水分が抜けて、もやし特有のシャキッとした食感が損なわれてしまいます。また茹ですぎると、ビタミンB群やビタミンCなどの水溶性の栄養素が流れ出てしまう恐れがあります。茹でる場合は沸騰したお湯に入れたり、炒める場合は強火でさっと炒めるなど短時間で調理することで、栄養素の流出を防ぎ、食感もよく仕上がります。水を使わない電子レンジでの加熱もおすすめです。
もやしの保存方法や期間

もやしの鮮度を保つ保存方法
もやしの鮮度を保つには、温度管理が大切です。設定温度が高めの野菜室は避け、冷蔵室やチルド室で保存しましょう。袋のまま保存する場合は、爪楊枝などで数か所穴をあけて通気を良くすると、もやしの呼吸を助け、傷みにくくなります。 保存容器にもやしを入れ、全体が浸る程度に水を加えて空気に触れないようにして保存する方法もあります。この方法では鮮度を保ちやすい一方で、水溶性ビタミンなどが流出することがあるため、数日ごとに水を取り替えて早めに使い切りましょう。
もやしは冷凍保存も可能です。保存する際は、さっと下茹でして粗熱を取り、水気をしっかり拭き取ってから小分けにして冷凍します。未加熱のまま袋ごと冷凍するのは、品質や衛生面の観点からおすすめできません。冷凍したもやしは食感がやや柔らかくなりますが、味噌汁やスープ、炒め物など加熱料理に使うとおいしく食べられます。解凍後は再加熱してから使用するようにしましょう。
もやしの保存期間
保存方法によって日持ちの目安は異なります。袋のまま保存する場合は2〜3日程度、水に浸して保存する場合でも2〜3日を目安にし、毎日水を取り替えるようにしましょう。冷凍保存した場合は、約2週間を目安に使い切るのがおすすめです。 もやしは非常に傷みやすい野菜のため、できるだけ早めに使い切ることが大切です。調理前には、変色や異臭がないか、水が濁っていないかを確認し、少しでも傷みが見られる場合は使用を避けましょう。
「もやしの栄養」についてよくある質問

ここまでもやしの栄養について紹介しました。ここでは「もやしの栄養」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
もやしのメリット・デメリットについて教えてください。
越川 愛子 医師
もやしのメリットは、年間を通じて安価であること、食物繊維やビタミン類が豊富であること、手軽に購入出来ること、簡単に調理できることです。カロリーが低く、料理のボリュームを出せるので、満足感を得ながら無理なく摂取エネルギーを抑えることができます。ダイエット中の食材としてもおすすめです。
デメリットは、日持ちしにくいことです。また水分が多く、他の食材と比べると栄養価が低い傾向にあります。もやしばかりを大量に食べると栄養素の偏りを招く恐れがあるため、色々な食品をバランスよく摂ることが大切です。食物繊維が多いので、摂りすぎると消化不良をおこす可能性があります。
まとめ
もやしは水分が多く、栄養素が少ないイメージを持つ人も少なくないかもしれませんが、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素が含まれています。
クセがなく、どんな料理にも合わせやすいので、様々な料理に活用できます。食材の組み合わせを工夫することで、不足しがちな栄養素を補ったり、効率よく栄養素を摂り入れることができます。年間を通して価格が安く、安定して手に入るので、ぜひ日々の食事に積極的に取り入れましょう。
種類によって食感や味が異なるため、料理によって使いわけたり、もやしの魅力を楽しんでみるのもいいですね。
「もやし」と関連する病気
「もやし」と関連する病気は3個ほどあります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
「もやし」と関連する症状
「もやし」と関連している、似ている症状は3個ほどあります。各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
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