「炭水化物抜きダイエット」の3つのデメリットとは?基礎代謝への影響も管理栄養士が解説!

炭水化物の代わりになる食べ物とは?メディカルドック監修管理栄養士が炭水化物抜きダイエットのメリット・デメリットを解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「炭水化物の代わりになる食べ物」とは?炭水化物抜きダイエットについても解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修管理栄養士:
西岡 佳余子(管理栄養士)
目次 -INDEX-
「炭水化物」とは?

炭水化物は、タンパク質や脂質と並ぶ3大栄養素のひとつです。
炭水化物には、食物として体内に吸収されてエネルギー源となる「糖質」と、体内の消化酵素では消化吸収できない「食物繊維」に分けられます。糖質はさらに「単糖類」「少糖類」「多糖類」に分類されます。炭水化物は体内で分解されて単糖類の「ブドウ糖」になります。ブドウ糖は脳や筋肉を動かすエネルギー源として重要な役割で生きていくために必須の栄養素です。糖質1gで4㎉を産生します。代表的な食べものとして、米、パン、麺類、イモ類があります。
炭水化物抜きダイエットとは?

食事から炭水化物を制限し、たんぱく質や脂質を多く摂取する食事法です。体重の減少や血糖値の急激な上昇を抑えることができます。炭水化物に含まれる糖質を制限することで、脂肪の蓄積を抑えることができます。糖が不足した際には、体内の脂質が糖に代わるエネルギー源として燃焼され、ダイエットに役立つとされています。
炭水化物抜きダイエットのメリット

体重が落ちやすい
炭水化物に含まれる糖質の摂取量を制限することで、エネルギー源を作るために筋肉や肝臓に貯蔵されている糖質を使用します。糖質は多くの水分と結びついているので、エネルギーとして消費されると体から水分が抜けていきます。そのため数週間で体重減少につながるといわれています。
脂肪が燃焼しやすくなる
炭水化物(糖質)は肝臓内で「肝グリコーゲン」という物質として蓄積されます。炭水化物(糖質)を抜くことによって、肝臓内に貯蔵されているグリコーゲン(糖質)が不足すると体内の中性脂肪がエネルギー源として消費されていきます。そのため、脂肪が燃焼しやすい体になるのです。
血糖値の急激な上昇を抑制
炭水化物(糖質)は血糖値を上昇させます。血糖値の上昇は脂肪を蓄積させるため注意が必要になります。体は上昇した血糖値を低下させようとホルモンが働き、インスリンを分泌します。インスリンはエネルギーとして消費できない糖質をグリコーゲンや中性脂肪に変換する働きがあります。インスリンが糖質を取り込むと筋肉や肝臓で蓄えられ、残りは脂肪として貯蔵されます。これが糖質の太る原因です。炭水化物(糖質)を制限することで血糖値の急激な上昇を抑制しやすくなるが、脂肪の蓄積を完全に防ぐわけではなく、総カロリー摂取量や食事内容全体のバランスが重要です
炭水化物抜きダイエットのデメリット

基礎代謝が低下
炭水化物(糖質)が不足すると、エネルギーを生み出すために脂肪を利用するようになりますが、脂肪だけでエネルギーが補えないと筋肉が分解されてしまいます。筋肉が減り基礎代謝が減ると痩せにくい体へと変わってしまうのです。筋肉を維持する為にも、タンパク質や脂質をしっかりと摂るようにしましょう。
便秘になりやすい
炭水化物ダイエットにより「食物繊維」の摂取量が減り便秘を引き起こします。食物繊維には整腸作用があります。炭水化物を制限すると食物繊維が不足し蠕動運動が起こりにくくなり腸内環境が悪化し便秘の原因となります。
筋肉量が落ちる
筋肉はタンパク質からできており、タンパク質はアミノ酸からつくられています。食事の量や摂取エネルギーが落ちてしまうと、体内のエネルギー源が不足してしまいます。体は筋肉を分解してアミノ酸をつくるため筋肉量が落ちてしまいます。タンパク質は筋肉のエネルギー源です。
「炭水化物の代わりになる食べ物」についてよくある質問

ここまで炭水化物の代わりになる食べ物などを紹介しました。ここでは「炭水化物の代わりになる食べ物」についてよくある質問に、メディカルドック監修管理栄養士がお答えします。
炭水化物を抜いている場合、どんな食べ物を食べたら良いですか?
西岡 佳余子
炭水化物を控えている場合には、肉、魚、大豆製品、卵など、たんぱく質を豊富に含む食材を意識して摂取しましょう。これらは栄養バランスを整える上で重要です。
太りにくい炭水化物を含む食べ物について教えてください。
西岡 佳余子
玄米や雑穀米、オートミール、全粒粉パン、ライ麦パン、蕎麦など、食物繊維を多く含む穀類が適しています。これらは血糖値の上昇を抑えやすい低GI食品としてもおすすめです。
まとめ
炭水化物はエネルギー源として重要で、適切に摂取することで健康を維持できます。摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まり、不足すると肝臓への負担や集中力低下、疲労感などを引き起こす可能性があります。代わりになる食品として玄米やオートミール、全粒粉パン、蕎麦などが挙げられ、これらは食物繊維やビタミンを豊富に含みます。一方、炭水化物抜きダイエットは体重減少が期待できるものの、筋肉量の減少や便秘のリスクがあるため注意が必要です。本記事では、炭水化物の正しい摂取法やその重要性について解説しました。摂取量や種類に気を付け、栄養バランスの取れた食生活を心がけましょう。
「炭水化物」と関連する病気
「炭水化物」と関連する病気は10個ほどあります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
消化器系の病気
- 便秘
- 腸内環境悪化
「炭水化物」と関連する症状
「炭水化物」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
参考文献