「炭水化物の一日の摂取量」はごはん何杯?白米の代わりになる食材5選も管理栄養士が解説!

炭水化物の代わりになる食べ物とは?メディカルドック監修管理栄養士が炭水化物の代わりになる食べ物を解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「炭水化物の代わりになる食べ物」とは?炭水化物抜きダイエットについても解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修管理栄養士:
西岡 佳余子(管理栄養士)
目次 -INDEX-
「炭水化物」とは?

炭水化物は、タンパク質や脂質と並ぶ3大栄養素のひとつです。
炭水化物には、食物として体内に吸収されてエネルギー源となる「糖質」と、体内の消化酵素では消化吸収できない「食物繊維」に分けられます。糖質はさらに「単糖類」「少糖類」「多糖類」に分類されます。炭水化物は体内で分解されて単糖類の「ブドウ糖」になります。ブドウ糖は脳や筋肉を動かすエネルギー源として重要な役割で生きていくために必須の栄養素です。糖質1gで4㎉を産生します。代表的な食べものとして、米、パン、麺類、イモ類があります。
炭水化物の一日の摂取量

日本人の食事摂取基準(2025年版)では、男女とも1歳以上、1日に食事から摂取する総エネルギー量の50~65%に相当する量になります。
例)推定エネルギー必要量(kcal /日)2000Kcal(普通:女性)
・炭水化物1gのエネルギー量は約4kcalです。
2000Kcal×50~65%÷4=250g~325g
(250g~325gは、ご飯150g程(お茶碗1杯)で換算すると1日4~5杯分に相当します)
炭水化物(白米)の代わりになる食べ物

玄米
玄米はぬかや胚芽が残っており栄養価が高く、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。浸水時間を最低でも2時間しっかりとり、一つまみの塩を入れることで、柔らかく炊き上げることができます。また、噛む回数が増えることで満腹感が得られやすくなり、唾液の分泌を促進するため消化を助けてくれます。腸の働きを活発にして便通をよくする働きもあります。
パン
パンは手軽に準備でき、種類も豊富なためアレンジがしやすい食品です。ただし、白米と同様に炭水化物が主成分であるため、完全な代替品とは言えません。糖質や脂質が気になる場合は、全粒粉パンやライ麦パンなど、食物繊維が豊富で血糖値の急上昇を抑える低GI食品を選ぶとよいでしょう。また、サンドイッチやピザトーストなどにしてたんぱく質や野菜を組み合わせることで栄養バランスを整える工夫ができます。適切な量を心がけながら取り入れることで、パンを有効活用できます。
麺類
喉ごしがよく、調理の時間がない時や食欲のない時にも手軽に調理することができます。
特に蕎麦は食物繊維が豊富に含まれており、食材から摂取する必要がある、たんぱく質の必須アミノ酸がバランス良く含まれています。汁物は栄養が偏りますので、タンパク質(卵・肉など)や野菜のトッピングで補いましょう。炒め麺は汁気も少なく減塩ができ、肉や野菜も一緒に摂取することができます。
オートミール
オートミールは「オーツ麦」や「燕麦」を加工したもので、「シリアル食品」のひとつです。基本的には水や牛乳でふやかして食べるのが一般的で、加熱して作るオートミール粥や、一晩牛乳や豆乳に浸してフルーツをトッピングするオーバーナイトオーツなど、手軽にアレンジが可能です。栄養面では、食物繊維やビタミン、ミネラル、鉄分が豊富に含まれており、健康的な選択肢として注目されています。
いも類
芋類は食物繊維が多く調理法を工夫することで、芋類からの食物繊維摂取量を増やすことが期待できます。じゃがいもやさつまいもには、皮にも栄養素がたっぷり含まれているため、余すことなく食べることができます。また、タンパク質(肉・魚・乳製品・大豆製品)などと一緒に摂ることでバランスがよくなります。
「炭水化物の代わりになる食べ物」についてよくある質問

ここまで炭水化物の代わりになる食べ物などを紹介しました。ここでは「炭水化物の代わりになる食べ物」についてよくある質問に、メディカルドック監修管理栄養士がお答えします。
炭水化物を抜いている場合、どんな食べ物を食べたら良いですか?
西岡 佳余子
炭水化物を控えている場合には、肉、魚、大豆製品、卵など、たんぱく質を豊富に含む食材を意識して摂取しましょう。これらは栄養バランスを整える上で重要です。
太りにくい炭水化物を含む食べ物について教えてください。
西岡 佳余子
玄米や雑穀米、オートミール、全粒粉パン、ライ麦パン、蕎麦など、食物繊維を多く含む穀類が適しています。これらは血糖値の上昇を抑えやすい低GI食品としてもおすすめです。
まとめ
炭水化物はエネルギー源として重要で、適切に摂取することで健康を維持できます。摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まり、不足すると肝臓への負担や集中力低下、疲労感などを引き起こす可能性があります。代わりになる食品として玄米やオートミール、全粒粉パン、蕎麦などが挙げられ、これらは食物繊維やビタミンを豊富に含みます。一方、炭水化物抜きダイエットは体重減少が期待できるものの、筋肉量の減少や便秘のリスクがあるため注意が必要です。本記事では、炭水化物の正しい摂取法やその重要性について解説しました。摂取量や種類に気を付け、栄養バランスの取れた食生活を心がけましょう。
「炭水化物」と関連する病気
「炭水化物」と関連する病気は10個ほどあります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
消化器系の病気
- 便秘
- 腸内環境悪化
「炭水化物」と関連する症状
「炭水化物」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
参考文献