目次 -INDEX-

  1. Medical DOC TOP
  2. 配信コンテンツ
  3. インプラント周囲炎の初期症状とは? 放置するリスクと治療費を医師が解説!

インプラント周囲炎の初期症状とは? 放置するリスクと治療費を医師が解説!

 公開日:2026/04/15
インプラント周囲炎初期症状と治療法

インプラント治療は、失われた歯を取り戻すための有効な手段ですが、治療後のケアを怠ると「インプラント周囲炎」を引き起こすおそれがあります。インプラント周囲炎が進行すると最悪の場合、インプラントが抜け落ちてしまう可能性もあるため細心の注意が必要です。そこで今回は、インプラント周囲炎の初期症状や治療、放置するリスクについて、本荘歯科クリニックの本荘先生に解説してもらいました。

本荘 真也

監修歯科医師
本荘 真也(本荘歯科クリニック)

プロフィールをもっと見る
日本大学歯学部を卒業後、同大学松戸歯学部インプラント科研究生として研鑽を積む。一般歯科医院で副院長を務めたのち、30年以上の歴史を持つ本荘歯科医院を引き継ぎ、本荘歯科クリニックを開院。予防歯科からインプラント治療、精密根管治療まで、最新の技術と機器を導入した総合的な歯科医療を提供している。日本老年歯科医学会、日本歯科審美学会の各会員。日本口腔インプラント学会専修医、ジャパンオーラルヘルス学会予防歯科認定医。

編集部編集部

インプラント周囲炎の初期症状にどのようなものがありますか? 患者さん自身で気づけるポイントを教えてください。

本荘 真也先生本荘先生

インプラント周囲炎の初期症状に、インプラント周囲からの出血や腫れが挙げられます。とくに、歯磨きの際にインプラント周辺から出血がみられる場合は、早めに受診することをおすすめします。

編集部編集部

インプラント周囲炎を放置すると、どのようなリスクがありますか?

本荘 真也先生本荘先生

インプラント周囲炎を放置してしまうと、インプラントの周りにある骨が溶けてしまい、歯ぐきもどんどん下がっていきます。その結果、インプラントがグラグラしたり、痛みが出たりして、最悪の場合インプラントを撤去しなければならなくなる可能性が高くなります。

編集部編集部

インプラント周囲炎でインプラントが撤去になった場合、再度インプラントを入れることは可能なのでしょうか?

本荘 真也先生本荘先生

再度インプラントを入れられるかどうかは、その時点での骨の状態によって大きく異なります。インプラントを撤去した場所にまだ十分な骨が残っている場合は、再度インプラント治療をおこなうことが可能です。しかし、インプラント周囲炎によって骨が大きく溶けてしまい、十分な骨や歯ぐきが残っていない場合は、再度のインプラント治療が困難になることもあります。

編集部編集部

インプラント周囲炎と診断された場合、どのような治療を行うのでしょうか?

本荘 真也先生本荘先生

初期段階であれば治療による改善が可能です。多くの場合、セルフケアや定期メンテナンスの不備によってインプラント周囲に汚れがたまった状態になっているため、まずはこれらの問題の改善からはじめていきます。しかし、インプラント周囲炎が進行してしまうと、それだけでは改善が難しくなります。その場合は、インプラント周囲の歯ぐきの手術を行い、感染物質や歯石を除去したり、溶けてしまった骨を再生させる治療を行なったりします。

編集部編集部

インプラント周囲炎治療の費用と治療期間の目安を教えてください。

本荘 真也先生本荘先生

費用と治療期間は、インプラント周囲炎の進行度合いによって大きく異なります。軽度の場合は費用が1万円前後、治療期間は数カ月程度です。しかし、症状が進行して手術が必要になった場合は費用に数万円かかり、治療期間も半年から1年程度必要になります。なお、歯科医院によってはインプラント治療の保証制度を設けているところもあるため、その場合は費用の一部負担のみで治療できる場合もあります。

※この記事はメディカルドックにて<知っておきたいインプラント周囲炎を放置するリスクと予防法【歯科医解説】>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修歯科医師