患者と家族の負担を軽減! 訪問診療のメリットと「緊急時往診」の活用法【医師解説】

通院が難しい方にとって、自宅で医療を受けられる訪問診療は心強い存在です。今では多くの患者さんが訪問診療を利用しており、対応できる医療ケアや検査も幅広くなっています。そこで、訪問診療のメリットについて、内田先生(医療法人社団貞栄会 静岡ホームクリニック)に解説してもらいました。

監修医師:
内田 貞輔(医療法人社団貞栄会)
編集部
訪問診療を受けるメリットは何ですか?
内田先生
訪問診療は通院が難しい患者さんにとって、自宅で安心して医療を受けられる大きなメリットがあります。通院せずに医療が受けられるため、患者さん本人だけでなく、付き添いの方の時間的負担や身体的負担が軽減されます。
編集部
ほかにはどのようなメリットがありますか?
内田先生
実際に生活している環境を医師に確認してもらえることや通常の外来診療と比べると診察時間が比較的長いため、じっくりと対話ができ、信頼関係を築けることなども大きなメリットだと思います。
編集部
先ほど話があった「往診」はどのようなときに利用されるのですか?
内田先生
まずは、明らかに様子がおかしいという「緊急時」です。訪問診療を行っている医療機関のほとんどは、緊急時の連絡先を設けていますので、何かあった時にはまずそちらに連絡しましょう。例えば「熱が出た」といった体調不良の場合にも連絡いただければ、コロナやインフルエンザの検査を行うことができます。
編集部
「発熱くらいで連絡して良いのだろうか」と不安になってしまいます。
内田先生
「総合受付」などがある大きな病院と異なり、訪問診療の医師に直接電話するというのは、戸惑いや遠慮があるかもしれませんし、実際にそのようにおっしゃる患者さんやご家族の方もいます。しかし、患者さんのお身体が何より大切ですので、不安があればぜひ相談いただけたらと思います。
※この記事はメディカルドックにて<【誤解も多い】「往診」と「訪問診療」はどう違う? 在宅専門医に聞きました>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。



