その「頭痛」医療機関で治療できるかも! 医師が教える「群発頭痛」の症状と治療方法

「頭痛持ちの体質だから」「いつものことだから」と我慢している頭痛、じつは病院で治療ができるかもしれません。原因や症状に合わせて適切な対策を講じることで、つらい頭痛を軽減し、日常生活を快適に過ごせる可能性があります。今回は、頭痛に悩む人が医療機関で受けられる対処法について、「つだぬま頭痛・脳神経外科クリニック」の寺尾先生に解説していただきました。

監修医師:
寺尾 健(つだぬま頭痛・脳神経外科クリニック)
編集部
では、群発頭痛はどうですか?
寺尾先生
群発頭痛は、男性に多く、片側の目の周りに突然激しい痛みが15分~3時間ほど起こるのが特徴です。じっとしていられないほどの強い痛みとともに、涙や鼻水が出ることも多くあります。頭痛はまとまって(群発的に)起こり、それ以外の時期には頭痛がないのも特徴です。
編集部
群発頭痛の治療法を教えてください。
寺尾先生
日本ではスマトリプタンの皮下注射が保険適用で、患者さん自身の自己注射が一般的です。また、自宅で発作が頻繁に起こる場合には、純酸素吸入も有効です。さらに、発作が起こりにくくなるような生活指導もおこなわれます。それ以外には、痛み自体を抑える飲み薬による予防療法もあります。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
寺尾先生
頭痛には様々な種類があり、軽いものから重いものまで症状は幅広く存在します。それぞれに適した治療法や予防法を取り入れることで、生活の質を大きく向上させることが可能です。もし頭痛にお悩みであれば、一度頭痛外来などで専門医に相談してみてはいかがでしょうか。
※この記事はMedical DOCにて<つらい頭痛、我慢していませんか? 頭痛の対処法・病院で受けられる治療法を医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。




