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在宅医療の不安を解消! 在宅医療を始める流れや費用についての疑問【医師が解説】

 公開日:2025/11/26
在宅医療を始める流れ・費用についての疑問

自宅で医療を受けながら生活を続けられる選択肢として注目されている「在宅医療」。この記事では、在宅医療を始める流れや費用について、「ファミリークリニック荒川」の廣田先生に解説していただきました。

廣田 智也

監修医師
廣田 智也(ファミリークリニック荒川)

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日本大学医学部卒業。東京女子医科大学整形外科の医局に入り、整形外科医として多数の地域中核病院にて患者診療に携わる。東京女子医科大学助教を務めた後の2022年、東京都北区に位置する「ファミリークリニック荒川」の院長に就任。日本整形外科学会専門医。認知症サポート医、難病指定医、身体障害者福祉法指定医。

編集部編集部

在宅医療を始める際、何から準備すればいいですか?

廣田 智也先生廣田先生

もともと自宅生活を送っていた人が通院困難となった場合は、かかりつけ医やケアマネジャーなどに相談して、在宅医療を提供してくれる医療機関を紹介してもらいましょう。現在、病気や骨折などで入院中で退院後も自宅で医療を受けたいという場合は、入院中の病院の主治医もしくは地域連携室などのソーシャルワーカーなどに相談することをおすすめします。インターネットで近くの訪問診療を調べて、気になるところに電話してみるのもいいと思います。

編集部編集部

在宅医療の費用は、どれくらいかかるのでしょうか?

廣田 智也先生廣田先生

在宅医療は保険適用されますが、通常の診療費よりは費用がかかることを知っておいてください。また、訪問診療や看護、リハビリの回数や内容によっても費用が変わるため、事前に医療機関で確認することをおすすめします。

編集部編集部

在宅医療を選ぶ際のポイントを教えてください。

廣田 智也先生廣田先生

外来診療と訪問診療を並行している医療機関も多いのですが、外来診療がメインのところだと、緊急事などの対応が速やかにできないことも考えられます。訪問診療をメインとしてやっているところや、並行してやっていたとしても、訪問医療のための専門スタッフがいるところにお願いする方が安心だと思います。また、夜間の緊急対応をやっているかもチェックポイントです。

編集部編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

廣田 智也先生廣田先生

訪問医療は「寝たきりの人しか利用できない」「費用がかかる」というイメージを持つかもしれません。しかし、訪問医療は病名に関係なく利用できて、費用も通常の通院よりも少し高い程度なので、まずはお気軽に相談してほしいと思います。通院がしんどくなってきた人や、家族が病院に連れて行くのが少し厳しくなってきたという人は、かかりつけ医やケアマネジャーに聞いてみたり、気になるクリニックに直接問い合わせたりしてみるといいでしょう。

※この記事はメディカルドックにて<「在宅医療」の始め方ガイド メリット・デメリットや押さえておくべきポイントを医師が徹底解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修医師