「婦人科形成術」は傷跡が残らないナゼ? 抜糸しないってどういうこと!?
婦人科形成術では、抜糸が必要ないこともあるそうです。そのほかに、手術を受けるときの痛みや傷跡が残ることの不安について、SOL CLINICの向井先生に話を聞きました。
監修医師:
向井 英子(SOL CLINIC)
編集部
婦人科形成術はデリケートゾーンなので、手術が不安です。
向井先生
小陰唇をはじめデリケートゾーンは非常に繊細な部位ですし、女性器は痛みにとても敏感です。また痛みの感じ方には個人差があり、「術後の痛みが不安」という人も少なくありません。そのためクリニックによってはオプションとして、鎮痛効果が72時間続く麻酔を使用できることもあります。痛みが不安な場合は、ぜひ医師にご相談ください。
編集部
傷跡が残ることはないのですか?
向井先生
一般的に女性器は血流が良い部位なので、傷の回復が早いという特徴があります。また、ひだなどに隠れて傷跡が目立ちにくいとされています。
編集部
手術後には抜糸が必要なのですか?
向井先生
抜糸が必要な場合と、抜糸が不要な場合があります。吸収糸という糸は体に吸収されて溶ける性質があり、抜糸が不要となります。また糸の違いだけでなく、縫い方によっても抜糸が必要な場合と不要な場合があります。
編集部
吸収糸は手術後、いつ溶けてなくなるのですか?
向井先生
素材の種類によりますが、だいたい手術後1か月前後で吸収されていきます。ただし、糸の張力が強いものは溶けて消えるまでに時間が長くかかり、短期間で吸収される糸は張力も弱くなります。
※この記事はMedical DOCにて【「婦人科形成術」は抜糸しない? 溶ける糸っていつ溶けるの?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。