男性不妊症の「セルフチェック」リスト 当てはまる項目多ければ病院受診を
「男性不妊症セルフチェック」と「補助項目」というものがありますので、自身で確認してみましょう。銀座リプロ外科の永尾先生によると、これらに当てはまる項目が多いほど、男性不妊症である可能性が高いということなのだそうです。
監修医師:
永尾 光一(銀座リプロ外科)
編集部
「気になってはいるけど、病院に行くのはちょっと恥ずかしい」という男性も多い気がします。
永尾先生
そうですね。生殖医療専門医(泌尿器科)にかかるのは勇気がいるという男性は多いと思います。そういう場合は、まずはご自身でセルフチェックをしてみることをお勧めします。
編集部
自分でチェックできるのですか?
永尾先生
挿入・フィニッシュができない | □ |
陰毛が少ない・「精そう」が小さい | □ |
陰嚢の腫れ・でこぼこ・熱感を感じる | □ |
陰嚢の違和感・鈍痛を感じる | □ |
陰嚢・「精そう」サイズに左右差がある | □ |
陰嚢が腫れた経験がある | □ |
パイプカットをした経験がある | □ |
泌尿器科的検査を受けていない | □ |
編集部
補助項目についても教えてください。
永尾先生
喫煙している | □ |
肥満気味 | □ |
熱い湯船・サウナに入る | □ |
ブリーフをはく | □ |
プロペシア(フィナステリ)・ザガーロ(デュタステリド)・筋肉増強剤の服用 | □ |
精子検査しか行っていない | □ |
補助的な内服(サプリメント・漢方・ホルモン薬)しか行わない | □ |
婦人科治療と補助的な内服だけでよいと思っている | □ |
編集部
泌尿器科を受診した場合、どんな検査をするのでしょうか?
永尾先生
不妊症の診断に必要な検査は3つあります。まずは、男性不妊症の診断に最も重要な「精子検査」で、精子の状態を調べます。そのほかには、「エコー検査」で生殖器の状態を調べたり、「血液検査」で血中の男性ホルモンの値を調べたりします。医師の診察で、外生殖器の状態や「精そう」サイズの確認させていただいたり、場合によっては尿検査なども行ったりします。
※この記事はMedical DOCにて【「男性不妊症」の検査やセルフチェック法とは? 不妊の原因も専門医が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。