医療脱毛の前に「毛抜き禁止」な理由はご存じですか? カミソリはOKなのに…
初めてカウンセリングは毛を伸ばした状態がいい、施術の前に毛抜きで毛を抜いてはいけないなど、医療脱毛を受けるときの注意点があるのは知っていますか? Willbe Clinicの堀田先生に詳しく教えてもらいました。
※この記事はMedical DOCにて【医療脱毛をしてもまた毛が生えてくる? 永久脱毛って永久じゃないの?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
監修医師:
堀田 歩希(Willbe Clinic)
編集部
医療脱毛の効果を高めるために、どのような点に気をつければいいでしょうか?
堀田先生
初めてカウンセリングに行く際は、1週間ほど毛を伸ばした状態で来院することをおすすめします。その様子を見て、医師はレーザーの強さや当て方、回数などを検討します。
編集部
いざ施術を受ける際に、注意すべきことはありますか?
堀田先生
施術の際は、来院する前にカミソリやシェーバーなどで毛の処理をしてきてください。ただし、毛抜きなどで抜いてしまうのはNGです。なぜなら、レーザーは黒い色に反応するという特性があるため、毛抜きで毛根から毛を抜いてしまうとレーザーが反応しなくなってしまうからです。
編集部
日常生活での注意点はありますか?
堀田先生
とくに気をつけていただきたいのは、「乾燥」と「日焼け」です。施術をした後の肌はとても敏感になっているので、しっかり保湿をしてケアしましょう。また、従来のレーザー機器は日焼けした肌に照射すると感度が過剰によくなり、痛みを感じることがありました。その一方で新しいレーザー機器の場合は、日焼けした肌でも照射できるようになりましたが、日焼け直後のヒリヒリした肌に照射すると肌にダメージを与えてしまうことがあります。施術の直前・直後は、日焼け対策を入念におこないましょう。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
堀田先生
「医療脱毛は痛い」「火傷のリスクが高い」などのイメージを持っている人も多いかもしれません。しかし、近年では技術も進歩しており、痛みが少なく、お肌に優しい治療が可能になっています。ストレスなく永久脱毛ができるので、興味があればカウンセリングを受けてみることをおすすめします。また、「夏までに綺麗にしたいなら冬に始めるのがおすすめ」と言われることもありますが、医療脱毛は1~2回おこなっただけでも自己処理の手間が省略できます。そのため、どの時期に始めても大きな効果を実感できるでしょう。ただし、毛根を破壊するのは医療行為なので、医療機関でしか受けることができない点にはご留意ください。