医療脱毛と美容脱毛の違いはご存じですか? そもそも違うことは知ってました?
医療脱毛と美容脱毛の大きな違いは使用できる機械にあるそうです。毛根を破壊する永久脱毛は医療行為にあたり、医療機関でしか受けられないとWillbe Clinicの堀田先生は言います。2つの違いについて、詳しく教えてもらいました。
※この記事はMedical DOCにて【医療脱毛をしてもまた毛が生えてくる? 永久脱毛って永久じゃないの?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
監修医師:
堀田 歩希(Willbe Clinic)
編集部
まず、医療脱毛について教えてください。
堀田先生
医療脱毛とは文字通り、医療行為としておこなわれる脱毛のことを指します。医師が常駐している医療機関で施術することが義務づけられており、一般的に「永久脱毛」とも呼ばれています。
編集部
エステでも脱毛することができますが、それとは違うのですか?
堀田先生
エステ脱毛は、脱毛サロンやエステサロンで受けられることができる脱毛メニューのことを指します。こちらには医師が常駐しておらず、一般的に「美容脱毛」とも呼ばれていますね。
編集部
医療脱毛と美容脱毛は、どのように違うのですか?
堀田先生
まず異なるのが、使用する脱毛機器です。医療脱毛では主に医療用のレーザー機器を使って脱毛します。一方の美容脱毛は、照射レベルの低い光脱毛器などを使用しています。医療用のレーザー機器の方が出力は大きくて脱毛効果も高いですね。そして、永久脱毛、つまり毛根を破壊する行為は医療行為にあたります。一方の脱毛サロンは医療機関ではないので、永久脱毛は法律的におこなうことができないのです。
編集部
そのほか、医療脱毛と美容脱毛で違いはありますか?
堀田先生
施術者も異なります。医療脱毛では看護師など医療従事者がおこないますが、美容脱毛ではエステティシャンがおこなうのが一般的です。万が一、脱毛中にトラブルがあったときなどでも、医療脱毛なら医師が対応するので安心ですよね。
編集部
医療脱毛と美容脱毛では、同じ脱毛でもまったく違うのですね。
堀田先生
はい。加えて、効果が現れるまでのスピードや期間も違います。医療脱毛は部位にもよりますが、大体5~6回の照射でしっかり効果を実感できます。一方、美容脱毛は10~15回以上の施術が必要になり、エステに通う期間も医療脱毛の最低でも2~3倍、必要になるでしょう。