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「ペースメーカー装着後の注意点」はご存知ですか?【医師解説】

 公開日:2026/04/14
ペースメーカー装着後の注意点

ペースメーカー装着後の注意点とは?Medical DOC監修医が解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「ペースメーカーを入れた人の寿命」はどれくらいかご存知ですか?【医師解説】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

小鷹 悠二

監修医師
小鷹 悠二(おだかクリニック)

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福島県立医科大学医学部卒業 / 専門は循環器内科 / 2009/4月~2013/3月 宮城厚生協会坂総合病院 / 2013/4月~2017/3月 東北大学病院循環器内科・同大学院 医員 / 2017/4月~2018/5月 仙台オープン病院 循環器内科医長 / 2018/5月~ おだかクリニック 副院長 / 診療所での外来業務に加え、産業医、学校医としての業務も行っている。

「ペースメーカー」とは?

ペースメーカーは、脈が遅くなる病気(不整脈)を治療するために体の中に埋め込む小さな機械です。
通常、胸の皮膚の下に本体を入れ、そこから伸びる細い線(リード)を心臓につなぎます(最近では心臓の中に直接埋め込むタイプもあります)。この機械は24時間休まず心臓を見守り、脈が遅くなりすぎたり止まりそうになったりした時に、電気の刺激を送って心臓を正しいリズムで動かします。
これにより、血液が全身にうまく回らないことで起こるめまいや失神、息切れなどを防ぎ、健康な人と変わらない生活を送れるように助けてくれます。

ペースメーカーの種類

ペースメーカーには、心臓につなぐ電線(リード)の本数や機能によって、主に以下の種類があります。

シングルチャンバ

リードが1本のタイプです。心臓の上の部屋(心房)か下の部屋(心室)のどちらか一方だけを刺激します。

デュアルチャンバ

リードが2本のタイプです。心房と心室の両方を見守り、タイミングよく刺激することで、心臓の自然な動きに近づけます。

リードレスペースメーカー

カプセル型の最新タイプです。電線を使わず、カテーテルで心臓の中に直接埋め込みます。胸を切開しないため傷が小さく、リードの植込みも不要なため、ばい菌が入るリスクが低いのが特徴です。

ペースメーカー装着後の注意点

ペースメーカー植込みをした人は、手術後の回復期間を過ぎれば、旅行や運動を含め、健康な人とほぼ変わらない生活を送ることができます。ただし、機械が「電気」や「磁石」の影響を受けることがあるため注意が必要です。

定期的な診察・検査

機械が正常に動いているか、電池が残っているかを確認するために、定期的に病院を受診する必要があります(数ヶ月〜1年に1回程度)。最近では、自宅にいながら機械のデータを病院に送る「遠隔モニタリング」というシステムも普及しています。

電磁波への注意

強い磁気や電波はペースメーカーに影響を与えることがあります。
• 携帯電話: 装着部位から15cm程度離して使用します。
• IH調理器: 近づきすぎないように注意します。
• 店舗の防犯ゲート: 立ち止まらずに通過すれば問題ありません。
• MRI検査: 「MRI対応」の機種であれば検査可能ですが、事前の設定変更など条件があるため、医師や技師の確認が必要です。

車の運転と仕事

失神などの症状がなくなれば、自家用車の運転は基本的に可能です。仕事や学校生活への復帰も可能ですが、電磁波の強い環境や、胸に衝撃が加わるような激しいコンタクトスポーツは避ける必要があります。

公的制度の利用

ペースメーカーを植え込んだ人は「身体障害者手帳」の交付対象(心臓機能障害)となり、医療費の助成や税金の控除などが受けられる場合があります。等級は術後の生活能力に応じて決定され、数年後に見直しが行われることもあります。

「ペースメーカーを入れた人の寿命」についてよくある質問

ここまでペースメーカーを紹介しました。ここでは「ペースメーカー」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

ペースメーカーを入れると身体障害手帳がもらえるのでしょうか?

小鷹 悠二小鷹 悠二 医師

ペースメーカーを入れると、原則として「心臓機能障害」として身体障害者手帳をもらうことができます。手術が必要な状態であれば、最初は一番重い「1級」に認定されることが一般的です。
ただし、これはずっとそのままではありません。手術から3年後に「見直し(再認定)」が行われます。その時の心臓の状態や、どれくらい運動ができるかによって、等級がそのまま1級になるか、3級や4級に変更されるかが決まります。

まとめ

高齢化に伴い、ペースメーカー植込みが必要となる方も増えています。
どのような病気が原因となるか、どのような治療なのかを正しく知っていただければと思います。

「ペースメーカー」と関連する病気

「ペースメーカー」と関連する病気は7個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

関連する病気

ペースメーカーの手術が必要になるのは、脈が極端に遅くなる不整脈(徐脈)をきたす病気がある場合ですが、その病気の種類には多くのものが挙げられます。

「ペースメーカー」と関連する症状

「ペースメーカー」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

関連する症状

脈が極端に遅くなる不整脈(徐脈)に伴った症状が見られやすくなります。上記のような症状が何度も起こる場合には早めに医療機関を受診するようにしてください。

この記事の監修医師

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