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「メタボリックシンドローム」はBMIが正常でも要注意?基準と“特定健診”も解説!

 公開日:2026/03/16
「メタボリックシンドローム」はBMIが正常でも要注意?基準と“特定健診”も解説!

メタボリックシンドロームと診断される腹囲は何cmから?メディカルドック監修医が身長・BMIは関係性や特定検診を解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「メタボリックシンドロームの診断基準となる腹囲」は何cmか? 医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

木村 香菜

監修医師
木村 香菜(医師)

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名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。

メタボリックシンドロームは健康診断で診断される?

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満に加え、血圧や血糖値、脂質などの異常が加わったものであり、さまざまな病気の原因となります。健康診断を受けることで、メタボリックシンドロームかどうかがわかります。
この記事では、メタボの診断基準や腹囲の測り方などについて解説します。

健康診断でのメタボ検査

健康診断では、血圧・血糖・脂質といった生活習慣病のリスクを確認する項目とあわせて、腹囲(ウエスト周囲径)を測定します。これらのうち、腹囲が一定値を超え、さらに2つ以上の項目が基準から外れた場合にメタボと診断されます。
腹囲は内臓脂肪の蓄積を示す重要な指標であり、外見だけでなく体の内部で進行する代謝異常の早期発見につながります。

健診での腹囲の測定方法とは?

健康診断で腹囲を測るときには、立った状態で、軽く息を吐いた状態で、おへその高さで測定します。
一般的な腰のくびれ(ウエスト)とは異なる点には注意が必要です。
お腹に脂肪が多くついていて、おへその位置が下がってしまっている場合は、正確に測るために「肋骨(あばら骨)の一番下の位置」と「腰の骨(上前腸骨棘:骨盤の出っ張った部分)」のちょうど真ん中の高さで腹囲を測ります。

メタボリックシンドロームの診断基準に身長・BMIは関係ある?

BMI(体格指数)は肥満度を示す指標ですが、メタボの診断基準には直接関係しません。BMIが正常でも内臓脂肪が多い「隠れメタボ」も存在するため、身長や体重だけで判断するのは危険です。
腹囲の測定は、体格差を超えて内臓脂肪リスクを見逃さないためのスクリーニング手法といえます。

40歳から74歳まで受けられる特定検診とは?

特定健診とは、40〜74歳の方を対象に行われる、生活習慣病を早期に見つけて予防するための健康診査です。お腹まわり(腹囲)や血圧、血糖、脂質などを調べ、メタボリックシンドロームのリスクを確認します。

特定検診とは?

「特定健康診査(特定健診)」は、メタボの予防・早期発見を目的に実施される健診制度です。対象は40〜74歳の医療保険加入者で、血圧・血糖・脂質・腹囲を中心にチェックします。
一般の健康診断よりも生活習慣病予防に特化している点が特徴です。

特定検診でメタボと診断された場合は?

メタボまたはその予備群と判断された場合、「特定保健指導」が行われます。栄養士や保健師が中心となり、食事・運動・生活習慣の改善計画をサポートします。放置せず、早期に生活習慣を見直すことが将来の合併症予防につながります。

「メタボリックシンドロームの腹囲」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「メタボリックシンドロームの腹囲」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

健康診断で腹囲が90cmでした。メタボリックシンドロームでしょうか?

木村 香菜木村 香菜 医師

男性で85cm以上、女性で90cm以上は腹囲の基準に該当します。ただし、血圧・血糖・脂質のうち2項目以上が異常でなければメタボとは診断されません。

女性でウエストが89cmの場合、特定保健指導は受けられませんか?

木村 香菜木村 香菜 医師

腹囲だけでは対象外になる場合もありますが、血圧や血糖が高めの場合は「予備群」として保健指導を受けられることがあります。

メタボの診断基準に腹囲はあって身長は関係ないのはなぜですか?

木村 香菜木村 香菜 医師

身長が高くても低くても、内臓脂肪の蓄積があるかどうかが問題です。そのため腹囲で評価する方が合理的なのです。

まとめ 男性は腹囲85cm・女性は腹囲90cmからメタボリックシンドローム

メタボの診断は腹囲だけではなく、血圧・血糖・脂質の総合評価で行われます。腹囲の増加は生活習慣病のサインであり、放置すれば心筋梗塞や脳卒中など重大な疾患に発展するリスクがあります。しかし、生活習慣の改善で十分に予防・改善が可能です。定期的な健康診断を活用し、早めの対策を心がけましょう。

「メタボリックシンドローム」で考えられる病気

「メタボリックシンドローム」から医師が考えられる病気は5個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

循環器系の病気

脳神経内科系の病気

内分泌内科系の病気

消化器内科系の病気

腎臓内科系の病気

メタボリックシンドロームになると、様々な病気が発症するリスクが高まります。

「メタボリックシンドローム」に似ている症状・関連する症状

「メタボリックシンドローム」と関連している、似ている症状は9個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する病気

  • お腹周りのサイズがアップする
  • 喉が渇く
  • 尿の量が増える
  • 疲れやすい
  • 視界がぼやける
  • 胸が痛い
  • ろれつが回らない
  • 激しい頭痛
  • 手足の麻痺

メタボリックシンドロームでも、無症状の場合も多くみられます。しかし高血糖の人は糖尿病の症状に気付くこともあります。また、脳卒中や心筋梗塞などが引き起こされることで、これらのような症状が現れる可能性があります。

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