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「尿酸値が高いとどんな病気」を発症しやすくなる?医師が徹底解説!

 公開日:2026/02/14
尿酸値が高いとどんな病気を発症しやすくなる?

尿酸値が高いとどんな病気を発症しやすくなる?Medical DOC監修医が解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「尿酸値が高いと現れる症状」はご存知ですか?高くなりやすい人の特徴も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

村上 友太

監修医師
村上 友太(東京予防クリニック)

プロフィールをもっと見る
医師、医学博士。
2011年福島県立医科大学医学部卒業。2013年福島県立医科大学脳神経外科学入局。星総合病院脳卒中センター長、福島県立医科大学脳神経外科学講座助教、青森新都市病院脳神経外科医長を歴任。2022年より東京予防クリニック院長として内科疾患や脳神経疾患、予防医療を中心に診療している。
脳神経外科専門医、脳卒中専門医、抗加齢医学専門医、健康経営エキスパートアドバイザー。

尿酸値とは?

私たちの体は、エネルギーを使うときに「プリン体」という物質を分解し、「尿酸」という老廃物を作ります 。尿酸は通常、血液によって腎臓に運ばれて、尿として体の外へ排出されます 。ところが、何らかの原因で尿酸が体内で過剰に作られたり、腎臓からの排出がうまくいかなくなったりすると、血液中の尿酸値が上がってしまいます 。この状態を「高尿酸血症」と言います。
高尿酸血症になっても、ほとんどの場合、初めのうちは症状がありません。そのため、健康診断などで初めて指摘される方も多いです。しかし、放っておくと痛風や腎臓病など、色々な病気を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

「尿酸値が高い」状態の特徴的な病気・疾患

ここではMedical DOC監修医が、「尿酸値が高い」に関する病気を紹介します。
どのような病気や症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

高尿酸血症

高尿酸血症は、血液中の尿酸の値が7.0mg/dLを超えた状態を指します 。尿酸は、プリン体という物質から作られ、通常は尿や便として排出されます。しかし、尿酸が過剰に作られたり、排出が滞ったりすると、血液中の尿酸値が高くなります。高尿酸血症は、痛風や尿路結石、腎臓病などの原因となることがあります。
対処法は、食生活の改善(プリン体の摂取制限、アルコール制限など)、適度な運動、水分摂取など、生活習慣の改善です 。これらの対策を行っても尿酸値が改善しない場合は、薬物療法が検討されます。
健康診断などで尿酸値が7.0mg/dLを超えていると指摘された場合は、一度内科を受診して相談しましょう。特に、尿酸値が8.0mg/dL以上で腎臓病、高血圧、肥満、糖尿病などを合併している場合や、9.0mg/dL以上の場合は、薬物療法を含む早期の治療が勧められます。

痛風

痛風は、高尿酸血症が原因で、関節に尿酸塩結晶が沈着し、急性の炎症を引き起こす病気です 。突然、足の親指の付け根などに激しい痛み、腫れ、熱感、発赤などが現れます。
急性期の場合には、安静、冷却、薬物療法(非ステロイド性抗炎症薬、コルヒチンなど)を行います 。慢性期の場合には、生活習慣の改善や尿酸降下薬による治療で、尿酸値をコントロールすることが重要です。
関節に突然の激しい痛みや腫れが出現した場合は、早めに内科や整形外科、リウマチ科を受診しましょう。

尿路結石

尿路結石は、尿路(腎臓、尿管、膀胱、尿道)に石ができる病気です 。尿中の成分が結晶化し、結石となることで、尿の流れが妨げられ、激しい腰痛や腹痛、血尿などの症状を引き起こします。高尿酸血症は、尿路結石の危険因子の一つです。
対処法は、自然排石が可能な場合は、水分摂取や排石を促す薬物療法を行います。結石が大きい場合は、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)や内視鏡手術などの治療が必要になることがあります。
突然の激しい腰痛や腹痛、血尿などの症状が現れた場合は、早めに内科や泌尿器科を受診しましょう。

「尿酸値が高いと現れる症状」についてよくある質問

ここまで尿酸値が高いと現れる症状について紹介しました。ここでは「尿酸値が高いと現れる症状」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

高尿酸血症の初期症状について教えてください。

村上 友太(むらかみ ゆうた)医師村上 友太(むらかみ ゆうた)医師

高尿酸血症の初期には、ほとんど自覚症状がありません 。そのため、健康診断などで初めて指摘されることが多いです 。しかし、高尿酸血症が続くと、痛風発作や尿路結石などを発症する可能性があります 。

編集部まとめ 尿酸値が高い場合には、食事の見直しを!

尿酸値が高い状態が続くと、痛風などの関節の炎症や、尿路結石、腎臓病など、様々な病気を引き起こす可能性があります 。
特に、痛風発作は、激しい関節の痛みを伴い、日常生活に大きな支障をきたすことがあります 。
健康診断などで尿酸値が高いと指摘された場合は、放置せずに、生活習慣の改善や医療機関への受診を検討しましょう 。 早期発見・早期治療が重要です。

「尿酸値」の異常で考えられる病気

「尿酸値」から医師が考えられる病気は6個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

整形外科の病気

  • 痛風関節炎

泌尿器科の病気

尿酸値の異常は、さまざまな疾患と関連しています。慢性的に尿酸値が高い状態は、痛風や腎臓病など他の病気を引き起こすリスクになりますし、動脈硬化が進みやすく、心疾患や脳血管障害を引き起こす危険性があります。健康診断などで尿酸値の高値を指摘されたら、早めに医療機関を受診しましょう。

この記事の監修医師