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「CRP」が高いと体に何が起きる?数値が上がる“3つの原因”も医師が解説!

 公開日:2026/02/27
「CRP」が高いと体に何が起きる?数値が上がる“3つの原因”も医師が解説!

血液検査のCRPとは?メディカルドック監修医が血液検査CRPの基準値・高くなる原因・低くなる原因・発見できる病気などを解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「血液検査のCRP」が高いとどうなる?原因や発見できる病気などを医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

木村 香菜

監修医師
木村 香菜(医師)

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名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。

血液検査のCRPとは?

CRPとは、C反応性蛋白のことを指します。肺炎球菌という細菌の細胞壁のC多糖体と反応するタンパク質であることから、こうした名前がつけられました。
血液中のCRPの濃度は、細菌やウイルスの感染や、肥満や生活習慣などの影響による慢性炎症によって高い値を示します。そのため、こうした病気を捉えるマーカーとして、血液検査で調べられることがあります。
今回の記事では、CRPの正常値や、そしてどのような場合に高い値などの異常値を示すのかについて解説します。

血液検査CRPの値が高いとどうなる?

体の中のCRPが高い場合、体の中で何らかの炎症が発生していることが疑われます。
一般的な症状としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 発熱
  • 倦怠感(体がだるい)
  • 関節痛・筋肉痛
  • 炎症が起こっている部位の腫れや痛み
  • 食欲不振

CRPが急激に上昇した場合には、細菌感染や自己免疫疾患の可能性があります。
また、健康診断で指摘を受けた場合には、医療機関での精密検査や治療が必要です。

血液検査CRPの値が高くなる原因

ここでは、血液検査のCRPが高くなる原因について解説します。

細菌・ウイルス感染症

肺炎や腎盂腎炎、敗血症などの細菌感染症や、マイコプラズマ肺炎などのウイルス感染症、結核などの疾患でCRPは上昇します。
白血球は、外傷や細菌感染などの侵入を感知すると、迅速に反応し防御を開始します。その結果、炎症反応が引き起こされます。さらに、炎症部位では異物や壊死組織を貪食した単球やマクロファージが、IL-6やTNFαといったサイトカインを放出します。これらのサイトカインは肝細胞に作用し、CRP、フィブリノーゲン、α-アンチトリプシンなどの急性期タンパク質の産生を促進します。
治療を行い、炎症が改善すればCRPは下がります。

自己免疫疾患

自己免疫疾患とは、本来であれば細菌やウイルス、腫瘍などの異物を排除し、病気や感染から身体を守るはずの免疫系が、誤って自分自身の組織を異物と認識し攻撃してしまうことで発症する疾患です。この異常な免疫反応により、さまざまな症状が引き起こされます。
例えば、関節リウマチや血管炎症候群などでは、CRPは高値になることがあります。
しかし、全身性エリテマトーデス(SLE)や多発性筋炎、皮膚筋炎、強皮症などの膠原病ではそれほどのCRP上昇はみられません。

外傷

外傷によって組織が損傷を受けると、それに対する反応としてCRPの値は高くなります。
また、外傷後に細菌感染などが起こると、その感染に対する反応としてもCRPは上昇します。
外傷の治療が適切に行われれば、CRPは下がってきます。

CRPが低いこと自体は、特に問題はなく、健康な状態であることを示します。

血液検査CRPの値が低くなる原因

以下のような状態では、CRP値が低くなると考えられます。

感染症が改善した場合

CRPは感染症のマーカーなので、治療によって炎症が治ると、CRPは自然に低下します。

関節リウマチなどの自己免疫疾患が治ってきた場合

自己免疫疾患の治療が成功し、炎症が抑えられるとCRPが下がることがあります。

新生児の場合

新生児はCRP産生能力が未発達のため、極めて低い値(数μg/dL程度)で存在しています。しかし、新生児感染症が起こるとCRPは早期の段階から上昇します。

「血液検査のCRP」についてよくある質問

ここまで血液検査のCRPについて紹介しました。ここでは「血液検査のCRP」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

CRPの値がいくつになると入院が必要ですか?

木村 香菜木村 香菜 医師

CRPの値がいくつになると入院が必要かという明確な基準はありません。また、CRPがなぜ上昇しているのかによっても入院適応は変わってきます。
しかし、炎症の症状があり、CRP値が10 mg/dL以上になると、入院が必要となるケースが多くなります。例えば、軽い肺炎や気管支炎ではCRPが7~8 mg/dLまで上昇することがありますが、CRPが10 mg/dL以上の場合、重症の肺炎などの感染症の可能性も高いです。入院治療が検討されます。

CRPが上がるのはどんな時でしょうか?

木村 香菜木村 香菜 医師

CRP値は、肺炎や腎盂腎炎などの感染症や、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患、外傷、白血病などで上昇します。

まとめ 血液検査のCRPは炎症のマーカー

今回の記事では、CPRがどのようなものか、高い場合にはどのような原因が考えられるかについて解説しました。CRPが上昇しており、かつ咳や発熱などがある場合には急性感染症の可能性が高いです。また、症状がなくとも健康診断などでCRPが高い場合には、何らかの自己免疫性疾患が隠れている場合もあります。きちんと精密検査を受けるようにしましょう。

「血液検査」の異常で考えられる病気

「血液検査 CRP」から医師が考えられる病気は11個ほどあります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

感染症科系の病気

膠原病内科系の病気

外科系の病気

  • 外傷
  • 熱傷

循環器内科系の病気

CRP検査で異常が見られる場合、こうした病気が原因として考えられます。何らかの症状がある場合には、早めに医療機関を受診しましょう。

この記事の監修医師

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