目次 -INDEX-

  1. Medical DOCTOP
  2. 配信コンテンツ
  3. 「血液検査のCRP」が基準値より高いのはどんな状態?異常値も医師が解説!

「血液検査のCRP」が基準値より高いのはどんな状態?異常値も医師が解説!

 公開日:2026/02/26
「血液検査のCRP」が基準値より高いのはどんな状態?異常値も医師が解説!

血液検査のCRPとは?メディカルドック監修医が血液検査CRPの基準値などを解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「血液検査のCRP」が高いとどうなる?原因や発見できる病気などを医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

木村 香菜

監修医師
木村 香菜(医師)

プロフィールをもっと見る
名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。

血液検査のCRPとは?

CRPとは、C反応性蛋白のことを指します。肺炎球菌という細菌の細胞壁のC多糖体と反応するタンパク質であることから、こうした名前がつけられました。
血液中のCRPの濃度は、細菌やウイルスの感染や、肥満や生活習慣などの影響による慢性炎症によって高い値を示します。そのため、こうした病気を捉えるマーカーとして、血液検査で調べられることがあります。
今回の記事では、CRPの正常値や、そしてどのような場合に高い値などの異常値を示すのかについて解説します。

血液検査CRPの基準値

CRP定量とは、血液中のCRPの量を測定する検査です。採血し、その血液を調べるものになります。
以下に、血液検査でのCRPの基準値について解説します。

CRPの正常値

通常の健康な状態では、CRPは低い状態です。しかし、感染や炎症が起こると、急激に上昇します。
以下に、日本人間ドック・予防医療学会で示されている判定区分をご紹介します。

A判定(異常なし) B判定(軽度異常) D判定(要精密検査)
0.30mg/dL以下 0.31-0.99mg/dL 1.00 mg/dL以上

CRPの危険な値

検査基準においては、CRP30mg/dL以上の場合には極端値とされています。
CRPが異常に高い場合、重篤な感染症が起こっていることが疑われます。実際にはこれほどにCRPが高い時には、発熱などの症状があり、医療機関をすでに受診していることが多いと考えられます。しかし、万が一健康診断などでCRPの危険な値が出た際には、すぐに医療機関を受診しましょう。

「血液検査のCRP」についてよくある質問

ここまで血液検査のCRPについて紹介しました。ここでは「血液検査のCRP」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

CRPの値がいくつになると入院が必要ですか?

木村 香菜木村 香菜 医師

CRPの値がいくつになると入院が必要かという明確な基準はありません。また、CRPがなぜ上昇しているのかによっても入院適応は変わってきます。
しかし、炎症の症状があり、CRP値が10 mg/dL以上になると、入院が必要となるケースが多くなります。例えば、軽い肺炎や気管支炎ではCRPが7~8 mg/dLまで上昇することがありますが、CRPが10 mg/dL以上の場合、重症の肺炎などの感染症の可能性も高いです。入院治療が検討されます。

CRPが上がるのはどんな時でしょうか?

木村 香菜木村 香菜 医師

CRP値は、肺炎や腎盂腎炎などの感染症や、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患、外傷、白血病などで上昇します。

まとめ 血液検査のCRPは炎症のマーカー

今回の記事では、CPRがどのようなものか、高い場合にはどのような原因が考えられるかについて解説しました。CRPが上昇しており、かつ咳や発熱などがある場合には急性感染症の可能性が高いです。また、症状がなくとも健康診断などでCRPが高い場合には、何らかの自己免疫性疾患が隠れている場合もあります。きちんと精密検査を受けるようにしましょう。

「血液検査」の異常で考えられる病気

「血液検査 CRP」から医師が考えられる病気は11個ほどあります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

感染症科系の病気

膠原病内科系の病気

外科系の病気

  • 外傷
  • 熱傷

循環器内科系の病気

CRP検査で異常が見られる場合、こうした病気が原因として考えられます。何らかの症状がある場合には、早めに医療機関を受診しましょう。

この記事の監修医師

注目記事