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デンタルフロスの正しい使い方はご存じですか? 「こすり方」のコツを歯科医が解説

 公開日:2024/01/23
デンタルフロスの正しい使い方はご存じですか? 「こすり方」のコツを歯科医が解説

デンタルフロスの使い方のコツは「前後にこすりながら上や下に動かしていく」のが正しい方法だと語るのは赤坂さくら歯科クリニックの土黒先生。また、糸状のフロスの長さの目安は「指先から肘まで」だと良います。以下に、詳しく聞きました。

土黒 さくら

監修歯科医師
土黒 さくら(赤坂さくら歯科クリニック)

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鹿児島大学歯学部卒業。その後、東京医科歯科大学臨床研修歯科医や民間歯科医院勤務を経験する。2020年、東京都港区に「赤坂さくら歯科クリニック」を開院。完全個室の自由診療クリニックであり、歯周病菌のPCR検査や虫歯菌の培養検査を含む「歯科ドック」、インビザライン・キレイラインなどのマウスピース矯正治療も多数おこなっている。日本口腔インプラント学会、日本歯周病学会、日本顕微鏡歯科学会の各会員。インビザライン認定ドクター。

編集部編集部

フロスの使い方について教えてください。

土黒先生土黒先生

「引っかけて上、あるいは下に抜く」のではなく、前後にこすりながら上や下に動かしていくのが正しい使い方です。その際、“歯にまとわりつかせながら半円形にこする”のがコツとなります。フロスが当たっている歯の面積をできるだけ広く取るようなイメージです。

編集部編集部

同じフロスでも、糸状のものと二股の器具の先に固定されているものがありますよね?

土黒先生土黒先生

二股の器具でも半円形にこすることはできます。むしろ、そうやって使用していただきたいですね。糸状のデンタルフロスは慣れないと使いづらいので、最初は二股のフロスから取り入れてみてはいかがでしょうか。

編集部編集部

念のため、糸状のフロスのポイントについても教えてください。

土黒先生土黒先生

使用するフロスの長さの目安は、「指先から肘まで」を参考にしてみてください。また、糸を片方の指だけで絡めて、抜くようにしてこする方法もあります。

編集部編集部

ちなみに、毛の束が極端に少ない「タフトブラシ」は、歯の隙間の汚れに届かないのでしょうか?

土黒先生土黒先生

その人の歯列の隙間にもよると思いますが、頑張って磨いていても届かない箇所があるはずです。ですが、フロスに慣れていない人が、タフトで歯の隙間をお手入れしていただくこと自体は否定しません。一般的な歯ブラシだけのブラッシングよりも、タフトブラシと併用する方がむし歯などの予防に役立ちます。さらに理想を言うなら、ぜひフロスも使ってみてください。

この記事の監修歯科医師

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