目次 -INDEX-

  1. Medical DOC TOP
  2. 配信コンテンツ
  3. 「乳がん」は”しこり以外にどんな症状”があるかご存じですか?原因も医師が解説!

「乳がん」は”しこり以外にどんな症状”があるかご存じですか?原因も医師が解説!

 公開日:2026/04/04
「乳がん」は”しこり以外にどんな症状”があるかご存じですか?原因も医師が解説!

乳がんの主な症状と原因とは?メディカルドック監修医が、硬いしこりや皮膚のくぼみ、乳頭分泌などのサインのほか、女性ホルモンや生活習慣との関連について詳しく解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「乳がんエコー画像」で「悪性を疑うしこりの特徴」はご存知ですか?医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

山田 美紀

監修医師
山田 美紀(医師)

プロフィールをもっと見る
慶應義塾大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、総合病院や大学病院にて形成外科、外科、乳腺外科の研鑽を積んできた。医学博士。日本外科学会 外科専門医、日本乳癌学会 乳腺認定医、検診マンモグラフィー読影認定医(A判定)の資格を有する。

「乳がん」とは?

乳がんとは乳腺から発生する悪性腫瘍です。日本では女性の9人に1人がなると報告されています。乳房のしこりをきっかけに乳がんが発見されることがあります。定期的な乳がん検診によって、症状が出る前の早い段階で発見することができます。乳がんは早期に発見し、早期に治療すれば、根治を目指すことができます。

乳がんの代表的な症状

乳がんの代表的な症状についてご紹介します。

乳房のしこり

乳房にしこりを触れることをきっかけに乳がんに気が付くことがあります。乳がんによるしこりはいびつな形で、硬く、動きが悪いという特徴があります。乳房に硬いしこりを感じたときは、早めに乳腺科を受診しましょう。

乳房の変形

しこりが大きくなる、または皮膚に近い場合に乳房の盛り上がりやくぼみに気が付くことがあります。左右差や形の変化が生じた場合は、乳がんの可能性があるため、早めに乳腺科を受診しましょう。

乳房の皮膚の変化

乳がんが皮膚に露出した場合、おできのように赤いしこりができます。炎症性乳がんでは乳房の広い範囲で赤く変化し、硬く、オレンジの皮のような皮膚になります。乳房パジェット病では乳輪に赤みやただれが認められます。このような乳房の皮膚の変化に気が付いた場合は、早めに乳腺科を受診しましょう。

乳がんの前兆となる初期症状

乳がんの前兆となる初期症状について紹介します。早期の乳がんでは何の症状の現れないこともあります。乳がんによる症状は乳腺の良性疾患の症状とも似ています。気になることがあれば乳腺科を受診しましょう。

胸に触ってわかる硬い部分がある

乳がんの初期症状として最も多いのが乳房のしこりを触れることです。乳房のしこりは良性の乳腺腫瘍でもよくみられます。乳がんは痛みを感じないことが多いです。乳房にしこりを触れる場合は、乳腺科の受診をおすすめします。

乳頭からの血性分泌

下着の茶色い汚れや乳頭からの赤や茶色の分泌物を自覚することがあります。乳管内乳頭腫などの良性の乳腺腫瘍でも同様の症状があります。乳がんの可能性があるため、乳腺科を受診しましょう。

脇のリンパ節の腫れ

脇のリンパ節がはれているのを自覚することがあります。乳がんはまず脇のリンパ節に転移することが多く、リンパ節が大きくなることがあります。リンパ節の腫れは、がんの転移以外でも起こることがあります。症状が続く場合は、乳腺科を受診しましょう。

乳がんの主な原因

乳がんは環境的な要因や遺伝的な要因が関係しています。

女性ホルモンが分泌される期間が長い

乳がんの発症にはエストロゲンという女性ホルモンが関係しています。エストロゲンへさらされている期間が長いほど乳がんを発症するリスクが高まります。初経が早い、閉経後遅い、または出産や授乳の経験が少ないほどリスクが高まります。乳がん検診を定期的に受けることが大切です。

生活習慣

閉経後の肥満が乳がんの発症リスクになるとわかっています。太りすぎないように適切な食習慣と運動習慣を心がけることが大切です。また、喫煙や過度のアルコール摂取も乳がんの原因となるため、気を付けましょう。

遺伝

乳がん全体の5~10%が遺伝性であるといわれています。 血のつながったご家族に乳がんの患者さんがいる場合、乳がんになるリスクが高まります。遺伝的に乳がんになりやすい可能性がある方は、特に乳がん検診を行うことが大切です。

「乳がんのエコー画像における悪性の特徴」についてよくある質問

ここまで乳がんのエコー画像における悪性の特徴などを紹介しました。ここでは「乳がんのエコー画像における悪性の特徴」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

エコー検査でどのように良性と悪性を見分けるのでしょうか?

山田 美紀山田 美紀 医師

エコー検査で腫瘤がある場合、良性と悪性を見分けるためにいくつかポイントがあります。腫瘤の形、境界、内部の均質性、ハローの有無、縦方向への成長、乳腺境界線が途切れていないか等を見ています。これらの特徴を総合的に見て悪性の可能性について判断します。

編集部まとめ

乳がんのエコー画像の特徴について紹介しました。悪性を疑う特徴を複数のポイントで評価し、総合的に良悪性を判断します。悪性を疑う場合、組織診断などの精密検査を行います。定期的な乳がん検診で、症状が出る前に乳がんを早い段階で発見することができます。日頃の乳房のセルフチェック(ブレストアウェアネス)も大切です。

「乳がん」と関連する病気

婦人科の病気

  • 卵巣がん(遺伝性乳がん卵巣がん症候群の場合)

「乳がん」と関連する症状

関連する症状

  • 乳房のしこり
  • 乳頭からの血性分泌
  • 乳房の変形
  • 乳房の皮膚の変化
  • 脇のリンパ節の腫れ

この記事の監修医師

注目記事