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「前立腺がんの治療費用」に「高額療養費制度」は使えるの?【医師監修】

 公開日:2026/01/16

前立腺がんは、新たに診断される患者数が増加しているがんです。転移のない前立腺がんの手術では、ロボット手術を実施する医療機関が増えています。

ロボット手術と聞くと、従来の開腹手術や腹腔鏡手術との違いや費用面に不安を感じる方も少なくないでしょう。

今回は、前立腺がんと高額療養費制度を解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「前立腺がんの手術費用」はどれくらい?治療法も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

村上 知彦

監修医師
村上 知彦(薬院ひ尿器科医院)

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長崎大学医学部医学科 卒業 / 九州大学 泌尿器科 臨床助教を経て現在は医療法人 薬院ひ尿器科医院 勤務 / 専門は泌尿器科

前立腺がんとは?

前立腺は膀胱の出口側にあり、直腸に接している男性特有の臓器です。中央部に尿道が通り、前立腺液を作っています。
前立腺がんでは尿が出にくい・排尿回数が多いなどの症状がある患者さんもいますが、ほとんどの患者さんに早期の段階での自覚症状はありません。進行すると周囲の組織に浸潤したり、リンパ節・骨・遠く離れた臓器に転移したりする悪性腫瘍です。

前立腺がんの手術や治療に高額療養費制度は使える?

高額療養費制度を利用すれば、前立腺がんの手術や治療費の負担を軽減できます。高額療養費制度の概要や申請方法を紹介します。

高額療養費制度の概要

月の初めから終わりまでのひと月の医療費が上限額を超えた場合に、超過分の金額を支給する制度です。上限額は、年齢や所得に応じて異なります。高額療養費制度の対象は、保険適用の医療費です。
入院中の食費や差額ベッド代など、保険が適用されない費用は高額療養費制度の対象にはなりません。

申請方法

加入している公的医療保険の窓口に、支給申請書を提出します。郵送による申請も可能です。申請から支給までには、3ヵ月以上かかります。あらかじめ、ひと月の自己負担額が上限額を上回ると把握している場合は、限度額適用認定証の手続きをしておくとスムーズです。
限度額適用認定証を提示すると、医療機関での支払額が自己負担の上限額に設定されるため、超過分が支給されるまでの一時的な支払いをせずに済みます。

前立腺がんの手術費用についてよくある質問

ここまで前立腺がんの手術費用・治療方法・高額療養費制度などを紹介しました。ここでは「前立腺がんの手術費用」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

前立腺がんの手術費用はがん保険で支払えますか?

村上 知彦医師村上 知彦(医師)

民間のがん保険は、保険会社や保険の種類によって、支給対象となるがんの範囲が異なります。保障される給付金や保険金の内容・支払われる条件などを確認することをおすすめします。給付金や保険金が入金されるのは、保険会社の窓口に連絡後に請求書類を提出し、書類が保険会社に届いてからです。書類の不備や事実確認などがない場合でも、書類が保険会社に届いてから入金まで数週間程度かかります。手術費用の支払いは、病院の指定する日または退院日とする医療機関が大半です。手術費用をがん保険で支払えるかは、がん保険の請求や入金のタイミングによるところが大きいでしょう。

前立腺がんの手術ではどのくらいの期間入院が必要ですか?

村上 知彦医師村上 知彦(医師)

一般的な入院期間はロボット手術が8日〜14日、開腹手術は2週間〜3週間程度です。術後の経過次第では入院期間が延長する可能性もあります。

編集部まとめ

前立腺がんの治療は、排尿や性機能などに影響を及ぼすこともあります。患者さん自身の希望やライフスタイルを考慮した治療方法の選択が重要です。

ロボット手術は出血量が少なく、精度の高い手術ができるメリットがあります。健康保険が適用されるものの、前立腺がんの手術費用の目安は400,000円〜500,000円です。

手術前後の検査や通院にも医療費は発生します。医療費の負担を軽減する高額療養費制度を知り、上手に活用しましょう。

前立腺がんと関連する病気

「前立腺がん」と関連する病気は2個程あります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する病気

前立腺がんの症状は前立腺肥大症に似ています。前立腺肥大症は前立腺がんに進行しませんが、前立腺肥大症と前立腺がんを併発しているケースはあります。

前立腺がんと関連する症状

卵「前立腺がん」と関連している、似ている症状は10個程あります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • お尿が出にくい
  • 排尿の回数が多い
  • 尿が出きらない感じがする
  • 尿意を感じると我慢できなくなる
  • 尿が漏れる
  • 排尿痛
  • 水腎症
  • 腰痛
  • 性機能障害

がんが大きくなって尿道が圧迫されると、排尿に関連した症状が出現します。また、骨転移による腰痛が生じることもあります。気になる症状が続く場合には、早めに泌尿器科で受診してください。

この記事の監修医師