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「胃ポリープ」の種類で”がんのリスク”が変わる?切除の基準も医師が解説!

 公開日:2026/03/30
「胃ポリープ」の種類で”がんのリスク”が変わる?切除の基準も医師が解説!

胃ポリープの種類にはどのようなものがある?メディカルドック監修医が、代表的な胃底腺ポリープや過形成性ポリープの特徴、がん化のリスクについて詳しく解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「胃ポリープの切除費用」はご存知ですか?保険適用・自費診療それぞれ医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

和田 蔵人

監修医師
和田 蔵人(わだ内科・胃と腸クリニック)

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佐賀大学医学部卒業。南海医療センター消化器内科部長、大分市医師会立アルメイダ病院内視鏡センター長兼消化器内科部長などを歴任後の2023年、大分県大分市に「わだ内科・胃と腸クリニック」開業。地域医療に従事しながら、医療関連の記事の執筆や監修などを行なっている。医学博士。日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本医師会認定産業医の資格を有する。

「胃ポリープ」とは?

胃の粘膜がでっぱり、内側に突き出たものを胃ポリープと呼びます。胃ポリープは主に3つのタイプに分かれています。ポリープの形態から胃底腺ポリープ、過形成性ポリープ、そして特殊型(炎症性・症候性・家族性)に分かれます。それぞれのポリープは内視鏡検査を行い、ポリープの形状を直接確認して見た目から判断したり、ピロリ菌感染の有無や周囲の粘膜の特徴などから総合的にポリープの種類を判断します。
胃ポリープの多くは良性であり、通常は経過観察をすることが多いです。しかし、ポリープが大きくなってがんが含まれる可能性が考えられたり、出血をきたし貧血の原因となる場合にはポリープを切除することを検討します。

胃ポリープの種類

胃ポリープのほとんどは胃底腺ポリープと胃過形成性ポリープです。今回はこの2種類のポリープの特徴について解説いたします。

胃底腺ポリープ

胃底腺ポリープはピロリ菌に感染していない胃粘膜に発生します。周囲の粘膜と同じ色調をしており、表面は平滑で2~3mm程度の小さなポリープが複数みられることも多いです。制酸薬であるプロトンポンプ阻害薬(PPI)を内服することでポリープが大きくなったり、数が増えることが報告されています。胃底腺ポリープは胃がんを発生することは非常に稀であり、通常は経過観察を行います。
 

胃過形成性ポリープ

胃過形成ポリープはピロリ菌感染により炎症がおこった粘膜に発生することが多いです。形状は赤みが強く、表面が凸凹しています。大きさは小さなものから大きくなると2cmを超えることもあります。過形成ポリープと診断された場合には、まずピロリ菌の感染が無いかを調べることが勧められます。ピロリ菌の感染がある場合には、除菌をすることでポリープが小さくなったり、消えることも報告されています。しかし、10mm以上の大きさの過形成ポリープは、がんの発生する頻度が約2%と言われています。そのため、胃カメラでの定期的な経過観察が必要です。ピロリ菌を除菌してもポリープが大きくなったり、形状からがんが含まれることが疑われる、出血して貧血の原因となる、大きさが2cmを超えるような大きな過形成性ポリープの場合には切除が検討されます。

「胃ポリープの切除費用」についてよくある質問

ここまで胃ポリープの切除費用について紹介しました。ここでは「胃ポリープの切除費用」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

胃ポリープの切除で入院が必要になった場合、どれくらい入院しますか?

和田 蔵人和田 蔵人 医師

胃ポリープが大きかったリ、複数ある場合や、病変の状態によりEMRやESDを行う場合には入院して胃ポリープの切除を行います。また、出血しやすいなど患者さんの状態によっても入院の上胃ポリープを切除することもあります。このような場合、治療方法や患者さんの状態によっても入院に日数は異なりますが、3日〜1週間程度の入院となる事が多いです。詳しくは、ポリープを切除する予定の医療機関へ確認をしましょう。

まとめ 胃ポリープは消化器内科で定期的な経過観察を

胃ポリープは胃底腺ポリープと胃過形成性ポリープが大部分です。両方のポリープとも良性で、経過観察をすることが多いです。しかし、胃過形成性ポリープは大きくなるとがんを含む可能性があります。また、表面から出血し、貧血となる可能性もあるためこの場合には切除の適応となります。定期的に内視鏡検査で経過を観察することが大切です。胃ポリープと診断された場合には、主治医に切除の必要性や定期的な観察の必要があるかを含め確認をしましょう。

「胃ポリープ」と関連する病気

「胃ポリープ」と関連する病気は4個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

消化器系、内科系

胃ポリープの種類によってはピロリ菌感染と関係するものもあります。また、ポリープが大きくなり出血を伴うと貧血を合併することもあります。通常胃ポリープは良性ですが、定期的な経過観察が大切です。ポリープの種類によっては、大きくなるとがんを発生することもあるため気をつけましょう。

「胃ポリープ」と関連する症状

「胃ポリープ」と関連している、似ている症状は4個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • 立ちくらみ、めまい
  • 胃痛
  • 食思不振

通常、胃ポリープは症状が出ないことが多いです。しかし、元々胃炎を起こしている粘膜に発生することもあり、また、胃がんを合併することもあるためこの時には胃痛や吐き気、食欲低下などの症状がみられることもあります。上記の様な症状がみられた場合には、胃の病気の可能性があります。消化器内科で相談をしてみましょう。

この記事の監修医師

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