「胃がんを疑うげっぷの3つの特徴」はご存知ですか?初期症状も医師が解説!

胃がんを疑うげっぷの特徴や胃がんの初期症状とは?メディカルドック監修医が解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「胃がんを疑うげっぷの特徴と初期症状」はご存知ですか?医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
関口 雅則(医師)
目次 -INDEX-
「胃がん」とは?
胃がんとは、胃がんは、胃の内壁を覆う粘膜細胞から発生する悪性腫瘍のことです。
胃がんは進行すると以下のような症状が現れることがあります。
- ・消化不良
- ・食欲不振と体重減少
- ・胃痛
- ・吐き気や嘔吐
- ・黒色便(こくしょくべん:消化管出血の兆候となります)
一方で、初期の胃がんは症状がほとんどないか、非常に軽いことが多いと言われていますが、げっぷが胃がんを疑うきっかけになることもあります。今回の記事ではげっぷの症状も含めて、胃がんの初期症状について解説いたします。
胃がんの前兆となる初期症状
胃がんは初期症状に乏しいことが多いのですが、以下のような症状が現れることがあります。また、胃がんの初期症状は胃潰瘍などの他の病気に似ている場合もあります。
食欲不振
食事量が減ったり、食事に対する興味がわかなくなったりします。
対応としては、まずは食事を小分けにして、消化に良い柔らかい食品を選ぶことなどがあります。
しかし、食欲がない状態が長く続く場合は、速やかに消化器科や内科で相談し、診察を受けるべきでしょう。
腹痛
胃がんの初期症状として、お腹の上の方が痛くなるという症状が現れることがあります。
一時的な痛みに対しては、お腹を冷やさないようにしたり、市販の胃腸薬を使用したりするといったことが対策となります。しかし腹痛が続く場合には、消化器内科などで腹部の検査を受けることをおすすめします。
消化不良
胃がんの初期症状として、消化不良が治らず、げっぷが出るといったこともあります。
消化不良は胃がん以外の病気でも、胃食道逆流症や胃潰瘍などの病気でも起こることがありますが、症状が治らない、あるいは悪くなっていくというような場合には、消化器内科や内科など、医療機関を受診するようにしましょう。
嚥下障害
嚥下障害(えんげしょうがい)とは、ものが飲み込みづらくなることを言います。
特に、固形物を飲み込む際に苦労するようになってしまいます。
嚥下障害をきたすがんとしては食道がんや咽頭がんが多いですが、胃がんでも胃の入口にできたがんの場合には嚥下障害をきたすことがあります。
すぐできる処置としては、まずは柔らかくて流動的な食品を選ぶようにします。
しかし、症状が続く場合には耳鼻咽喉科や消化器科を受診しましょう。食道や胃の異常が疑われる場合には内視鏡検査が勧められます。
吐き気と嘔吐
胃がんの初期症状・胃がんの兆候として、特に食後に吐き気や嘔吐が生じることがあります。
まずは水分をこまめに摂取し、脱水状態にならないよう注意しましょう。
症状が頻繁に起こる際には、内科または消化器科の診察が必要と考えられます。
胃がんを疑うげっぷの特徴
胃がんの初期症状について解説しました。それでは、胃がんを疑うげっぷにはどのような特徴があるのでしょうか。
そもそも、げっぷとは胃に溜まったガスが音を伴って、食道や口を経て体外に排出される現象のことを指します。
げっぷは食べ過ぎや炭酸飲料を飲んだ後に出るような、問題のないものもあります。しかし、以下のようなげっぷでは胃がんの症状である可能性もあります。
頻繁に発生するげっぷ
胃がんが進行すると、腫瘍によって食道や胃の出口が塞がれ、食物や空気の通過が困難になります。この障害が頻繁なげっぷを引き起こすことがあります。特にげっぷが痛みを伴う場合や、他の消化器症状と一緒に起こる場合は、胃がんのみならず、胃食道逆流症などの病気がある可能性も考えられます。
吐き気を伴うげっぷ
胃がんによって消化管の通過障害が起こることがあります。すると、停滞した胃の内容物が胃を引き伸ばし、嘔吐中枢が刺激され、吐き気や嘔吐を伴うげっぷを引き起こすことがあります。
胸の不快感を伴うげっぷ
げっぷに伴い、胸の不快感や腹痛がある場合には、胃の炎症や、ヘリコバクター・ピロリ菌に感染している場合もありえます。なお、ヘリコバクター・ピロリ菌感染は胃がんのリスク因子です。
症状が続く場合には、消化器内科を受診するようにしましょう。
「胃がんの初期症状・げっぷ」についてよくある質問
ここまで胃がんの初期症状や胃がんを疑うげっぷの特徴を紹介しました。ここでは「胃がんの初期症状・げっぷ」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
胃がんを疑う症状が現れた場合、どのように対処すればいいでしょうか?
関口 雅則 医師
胃がんを疑う症状には、胃の不快感や嘔気・嘔吐、食欲不振、体重減少、疲労感、黒色便(うんちが黒くなる)、あるいは今回の記事でご紹介したような特徴のあるげっぷなどがあります。こうした症状が現れた場合には、早急に消化器内科を受診し、内視鏡検査などの必要な検査を受け、正確な診断を受けることが重要です。
編集部まとめ
今回の記事では、胃がんの初期症状としてのげっぷにはどのような特徴が考えられるのかについて解説しました。
げっぷは、ほとんどが生理的、つまり病気ではない理由によるものです。しかし、中には胃がんを含めたなんらかの病気が隠れていることもあるので、「何かおかしいな」と思う場合には、消化器内科などの医療機関を受診するようにしましょう。
また、胃がんは、早期の段階では症状がないことも多いため、がん検診を受けるなどして早期発見・早期治療できるようにしたいものですね。
「胃がんの初期症状・げっぷ」と関連する病気
「胃がんの初期症状・げっぷ」と関連する病気は7個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
消化器科の病気
- 胃食道逆流症(GERD)
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 胃炎
- 食道裂孔ヘルニア
- 胃がん
- 機能性ディスペプシア
げっぷは胃や食道が正常に機能しない際に生じることがあります。そのため、胸焼けなどの他の消化器症状と一緒にげっぷが生じる場合は、医療機関での適切な診断と治療を受けるようにしましょう。
「胃がんの初期症状・げっぷ」と関連する症状
「胃がんの初期症状・げっぷ」と関連している、似ている症状は7個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
- 食後の満腹感や早期満腹感
- 慢性的な消化不良
- 食欲不振
- 体重の減少
- 腹部の不快感や痛み
- 吐き気や嘔吐
- 黒色便・便に血が混じる
これらの症状は、単に胃がんに限らず他の消化器系の疾患でも見られることがあります。専門医の診察を受け、きちんと診断してもらうようにしましょう。




