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「小児がんの治療方法」はご存知ですか?【医師監修】

 公開日:2026/03/03
小児がんの治療方法

小児がんとは、15歳未満の子どもが発症するがんの総称です。主な症状は、発熱・頭痛・食欲不振など、風邪の症状に似ています。

白血病・脳腫瘍・悪性リンパ腫など、命に関わるような病気が潜んでいるため、症状が現れたら早めに受診しましょう。

本記事では小児がんの治療方法を解説します。

武井 智昭

監修医師
武井 智昭(高座渋谷つばさクリニック)

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【経歴】
平成14年慶應義塾大学医学部を卒業。同年4月より慶應義塾大学病院 にて小児科研修。平成16年に立川共済病院、平成17年平塚共済病院(小児科医長)で勤務のかたわら、平成22年北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室にて研究員を兼任。新生児医療・救急医療・障害者医療などの研鑽を積む。平成24年から横浜市内のクリニックの副院長として日々臨床にあたり、内科領域の診療・訪問診療を行う。平成29年2月より横浜市社会事業協会が開設する「なごみクリニック」の院長に就任。令和2年4月より「高座渋谷つばさクリニック」の院長に就任。

日本小児科学会専門医・指導医、日本小児感染症学会認定 インフェクションコントロールドクター(ICD)、臨床研修指導医(日本小児科学会)、抗菌化学療法認定医
医師+(いしぷらす)所属

小児がんとは?

小児がんとは、15歳未満の子どもがかかる「がん」の総称です。
小児がんという特定の病気はなく、白血病・脳腫瘍・悪性リンパ腫・胚細胞腫瘍などが含まれます。小児がんを患ったときの症状は、発熱・頭痛・食欲不振など風邪のような症状が特徴です。
風邪の症状が長引いて病院で詳しく調べると、小児がんと診断されることもあります。
小児がんの罹患率は1万人に1人といわれており、成人のがんと比べると極めて少ないです。また、成人のがんとは異なる特徴があるため小児がん専門の病院で治療することになります。
小児がんはしっかりと治療することで、7〜8割の確率で治るといわれており、適切な診断と治療が重要といえるでしょう。

小児がんの治療方法

小児がんの治療方法は次の3つです。

  • 外科療法
  • 化学療法
  • 放射線療法

小児がんは成人のがんと名前は同じでも治療方法が異なる場合があります。
子どもは成長過程にあるため、将来のことを視野に入れて治療を選択する必要があるでしょう。再発の危険性があるため、治療が完了しても入院を継続し、経過観察を行います。

外科療法

外科療法は、手術を行い、腫瘍や臓器の悪い部位を取り除きます
脳腫瘍・神経芽腫・腎芽腫などの腫瘍に対して行われることが多いです。小児外科の医師が執刀することが多いですが、部位によっては脳外科・泌尿器科・整形外科の医師も治療に携わります。

化学療法

化学療法とは、いわゆる抗がん剤治療を指します。何種類もの効果が期待できる薬を組み合わせて、適切な治療を行います。
さまざまな症例のデータを活用し、小児がんに効果が期待できる治療方法を確立してきました。しかし、現在も完璧な治療方法は見つかっておらず、10〜40%の子どもが再発します。
また、抗がん剤は副作用のイメージが強く、できるだけ副作用のない抗がん剤の確立が期待されています。

放射線療法

放射線治療とは、がんに放射線をあてて治療する方法です。
直接的にがんを撃退する役割よりも、手術前に小さくしたり手術後の再発を予防したりする補助的な役割を担います。
成人のがんに比べると、放射線治療の効果が高く、少ない線量でも効果が期待できます。ただし、長期的な使用は臓器の働きに影響を与える可能性があるため、治療後も長期間に渡って経過観察する必要があるでしょう。

小児がんの症状についてよくある質問

ここまで小児がんの症状などを紹介しました。ここでは「小児がん」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

病院を受診する目安を教えてください。

武井 智昭 医師武井 智昭 医師

病院を受診する目安は、風邪の症状がなかなか治らず、発熱の原因もはっきりしないような状態になった場合です。その場合は、詳しく検査してくれる病院に受診してください。一般的な成人のがんであれば、定期検診によって発見される可能性があります。しかし、小児がんの場合はほとんどの確率で定期検診を受けていないため、症状が出た後の検査で発見されるでしょう。そのため、小児がんを疑うような症状が現れたら、すぐに受診して詳しい検査を受けてください。

小児がんを予防する方法はありますか?

武井 智昭 医師武井 智昭 医師

小児がんの原因は遺伝や成長過程で発生する異常な細胞の増殖と考えられており、明確な原因がわかっていないため、予防方法も確立されていません。

編集部まとめ

小児がんの症状は、発熱・頭痛・食欲不振など、風邪の主な症状に似ています

原因不明の発熱が続いたり、筋肉・胸・お腹などにしこりができたりした場合は早めの受診がおすすめです。

また、小児がんの原因は明確になっておらず、予防方法も確立されていません。普段から子どもの様子を確認して異常があればすぐに検査を受けましょう。

小児がんと関連する病気

「小児がん」と関連する病気は7個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

神経系

  • 神経芽腫(グリオーマ)

脳外科系

腎臓系

  • 腎芽腫(ウィルムス腫瘍)

肝臓系

  • 肝芽腫

生殖器系

  • 胚細胞腫瘍

小児がんは明確な原因が明らかになっておらず、予防方法も確立されていません。普段から子どもの体調を確認し、おかしな点があればすぐに詳しい検査ができる病院へ行きましょう。

小児がんと関連する症状

「小児がん」と関連している、似ている症状は7個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

関連する病気

  • 発熱
  • 頭痛
  • 食欲不振
  • 体重減少
  • 不機嫌
  • 骨や関節の痛み
  • 筋肉・胸・お腹のしこり

小児がんの症状は、風邪に似たような症状です。風邪だと思い、病院に行ってもなかなか治らず、詳しく検査してはじめて発見する場合もあります。原因不明の発熱や風邪の症状がひどくなる場合は、早めに受診しましょう。

この記事の監修医師

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