「オメガ3脂肪酸」はどれくらい摂るべき? 効果的な摂取量と食べ物の選び方を専門家に聞く

オメガ3脂肪酸が健康に与える良い影響が注目されていますが、1日にどれくらい摂取するのが理想的なのでしょうか? 管理栄養士の吉筋さんによると、1日1〜2gが目安で、魚一切れ分に相当する量だそうです。具体的にどんな食べ物に含まれているのか、そして毎日の食事に取り入れるコツについてお話を伺いました。
編集部
オメガ3脂肪酸は、1日にどれくらい摂取するといいのでしょうか?
吉筋さん
1日1〜2gで、魚一切れくらいの量と言われています。食品から摂るものは即効性がなく、毎日積み重ねていくことが大切です。3日に一度6g摂取するのではなく、毎日少しずつ摂っていくと、体に好影響を及ぼします。
編集部
先ほど食材からしか摂取できないとのことでしたが、具体的にどんな食べ物に含まれているのでしょうか?
吉筋さん
マグロや青魚、アマニ油やエゴマ油などに含まれています。マグロや青魚などのお刺身を毎日一切れ食べれば、オメガ3脂肪酸を摂取できたことになるのです。なお、オメガ3脂肪酸は酸化しやすい性質なので、焼いてしまうと効果がなくなります。アマニ油やエゴマ油に関しても、開封して1週間ほどで酸化してしまうので、すぐに使い切ることをおすすめします。こうした油が小瓶や遮光瓶で売られていることが多いのは、酸化防止が理由です。
編集部
なるほど。正直、魚を毎日食卓に出すのは大変です。
吉筋さん
そうですね。確かに毎日となると安価なものでもないですし、肉が食べたい日もあるので難しいですよね。そのため続けるならば、油の方が摂りやすいと思います。

監修管理栄養士:
吉筋 由衣(管理栄養士)
※この記事はメディカルドックにて【「オメガ3脂肪酸」が体にいいって聞くけど、どんな効果があるの?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。