「高血圧予防」におすすめの食材・栄養素をご存知ですか? 管理栄養士が解説
公開日:2024/01/31
高血圧を予防するには日々の食事が重要と言われています。管理栄養士の平辻さんによると、高血圧予防におすすめなのは「カリウム」とのことです。なぜカリウムを摂取すると高血圧予防につながるのでしょうか。どのような食材に含まれているのかも併せて、お話しを伺いました。
監修管理栄養士:
平辻 巴純(管理栄養士)
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神戸松蔭女子学院大学卒業。卒業後、管理栄養士として調剤薬局に就職。現在は幅広い層へ健康の認知を広げるため、ライターとして活動中。健康系のメディアでコラムを執筆。「健康的にキレイになりたい」と思っている方のために有益かつ正しい情報を発信している。
編集部
高血圧予防に効果がある食べ物はありますか?
平辻さん
「カリウム」が豊富に含まれている野菜や果物がおすすめです。カリウムは血圧を調節し、体内のバランスを保つ働きをしています。カリウムを摂ることで、体内のナトリウムを排出し血圧を下げる効果が期待できます。カリウムは野菜や果物以外にも、さつまいもや大豆など幅広い食材に含まれています。
編集部
肥満と高血圧は関係がありますか?
平辻さん
必ずではありませんが、肥満になると高血圧のリスクが上がるといわれています。過食による肥満の場合、塩分も多く摂りすぎている可能性が高いですね。その他、血液に脂肪が増え血圧が上がるなど、高血圧のリスクが高くなります。そのため、生活習慣を見直して適正な体重を保つことも大切です。
編集部
お酒を飲むことが多いのですが、控えた方がいいでしょうか?
平辻さん
少量の飲酒は血管を広げ血圧を下げますが、過度に摂取すると高血圧の原因となります。男性であれば1日で日本酒なら1合まで、ビールなら中瓶1本までにしておきましょう。女性ならその半分が目安です。枝豆や焼き魚などのおつまみに塩分が多く含まれていることもあるので要注意です。