「甘酒」にはアルコールが入ってる? 甘酒に含まれている栄養や効果を管理栄養士が解説!
甘酒には、米麹を使ったものと酒粕を使ったもの2種類があり、それぞれ栄養や風味が異なります。米麹の甘酒はアルコールを含まず、自然な甘さと消化促進効果が特徴ですが、市販品では「ノンアルコール」と記載があっても微量のアルコールが含まれる場合があります。 今回は、甘酒に含まれている栄養や効果について「管理栄養士」の佐野さんに解説していただきました。
監修管理栄養士:
佐野 未来(管理栄養士)
編集部
そもそも、甘酒はどうやって作っているのですか?
佐野さん
編集部
ほかにも甘酒の材料になるものはありますか?
佐野さん
紅麹や玄米、古代米を使った甘酒もあります。紅麹の甘酒は、ほんのりピンクがかった見た目が特徴で、血行改善などの効果が期待できます。玄米の甘酒は、香ばしさを感じる独特な香りが印象的で、玄米に含まれる食物繊維やミネラルが豊富に含まれており、整腸作用が期待できます。古代米の甘酒は、米麹の甘酒に黒米や赤米を足して作ったものです。ビタミンや必須アミノ酸など、さまざまな栄養素を含む甘酒で人気が高まっています。
編集部
甘酒にアルコールは含まれていますか?
佐野さん
酒粕の甘酒はアルコールを含みますが、米麹の甘酒はアルコールを含んでいません。ちなみに、市販の甘酒で「ノンアルコール」と表記されていても、含有アルコール量が1%未満の場合には「ノンアルコール」と記載していいことになっています。アルコールを含まない甘酒を飲みたい場合には、米麹を使ったものを選ぶか、「アルコール度数0.00%」と明記されているものを選びましょう。
※この記事はMedical DOCにて【甘酒の健康効果を管理栄養士が解説 「飲む点滴」と言われる所以とは?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。