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「風邪薬を飲んだ後にやってはいけないこと」はご存じですか? 服用後のNG行動とは【薬剤師解説】

 公開日:2024/12/12
服用後の注意点

眠気を引き起こす成分が含まれる風邪薬を服用後、車の運転は控えるべきです。眠気を感じなくても集中力が低下する可能性があり、事故につながることがあります。今回は、風邪薬を飲んだ後にやってはいけないことについて「薬剤師」の大田さんに解説していただきました。

大田 優実

監修薬剤師
大田 優実(薬剤師)

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大学卒業後、調剤薬局に就職。管理薬剤師の経験を経て、現在はドラッグストアに勤務。OTC医薬品も含め、医薬品の正しい使い方を伝えられるよう日々活動。

編集部編集部

風邪薬を飲んだ後にやってはいけないことはありますか?

大田 優実さん大田さん

例えば、眠気を起こす成分が含まれている風邪薬を飲んだあと、車の運転は控えるようにしましょう。眠気を特に感じていなくても集中力が落ちていることがあり、事故に繋がる可能性があります。

編集部編集部

妊娠や授乳の時も風邪薬を飲んでもいいですか?

大田 優実さん大田さん

必要な場合は飲んでも大丈夫です。ただし、妊娠時期によって薬への感受性が異なってくるため、必ず主治医か薬剤師に相談するようにしましょう。妊娠後期では、解熱鎮痛成分の「ロキソプロフェン」や「イブプロフェン」が動脈管を収縮させ、胎児に影響を与える恐れがあるため禁忌となります。また、授乳している場合は、薬の成分が母乳中へ移行するというデータもあるので注意が必要です。薬の服用期間だけ市販の粉ミルクに代替する、授乳後に薬を飲むようにするなどタイミングをずらす方法もあります。

編集部編集部

片頭痛や生理痛などの時に鎮痛剤を飲んでいるんですが、風邪薬を併用しても大丈夫ですか?

大田 優実さん大田さん

総合感冒薬には解熱鎮痛効果のあるアセトアミノフェンやイブプロフェンが含まれていることが多いです。普段から痛み止めを飲んでいる人であれば成分が重複している可能性や過量服用になるおそれがあるため、注意が必要です。その場合も、かかりつけの医師に確認してみましょう。

※この記事はMedical DOCにて【【薬剤師監修】「風邪薬を飲むと眠くなる」理由を知っていますか? 注意するポイントや薬の選び方について】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修薬剤師

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