看護師が教える「入院中の注意点」 守るべきマナーや盗難への警戒も必要
いざ、入院となったとき、それがはじめての入院という人の方が多いと思います。そこで入院時の注意点や求められるマナーについて、看護師の小笠原さんに詳しく教えてもらいました。
監修看護師:
小笠原 あゆ美(看護師)
編集部
病院の売店では何が買えるのでしょうか?
小笠原さん
飲み物やスナック、おにぎりといった軽食のほか、雑誌や新聞などが売っています。病院によっては下着やパジャマ、洗面用具などが売っていることもあります。持参するのを忘れたものがあれば買うことも可能ですので、入院前に一度チェックしてみてください。
編集部
たばこやお酒は買えますか?
小笠原さん
残念ながら、全館禁煙・酒類持ち込み禁止の病院がほとんどです。売店でも販売していません。病院によっては敷地内に喫煙所を設けている場合もありますが、購入はできないと思った方がいいでしょう。病院はあくまでより健康になるための場なので、入院期間中は禁煙・禁酒を想定していただければと思います。
編集部
そのほか、入院時に気を付けた方がいいことはありますか?
小笠原さん
入院中は共同生活になりますので、自分だけではなくほかの患者さんも気持ち良く過ごせるよう配慮が必要です。例えばゲームやPCをする時は必ずイヤホンをする、面会者とはなるべく共有スペースで話をするなど、ほかの患者さんが静かに休めるように心がけましょう。また、スマホやパソコンなどは自由に使えることが多いですが、盗難の可能性もゼロではありません。ほかの患者さんとのトラブルを避けるためにも、貴重品は自分で管理できる範囲で持ち込むようにしましょう。
編集部
最後に、読者へのメッセージがあればお願いします。
小笠原さん
入院生活に入る前は、色々と不安なことがありますよね。治療がうまくいくかはもちろんのこと、共同生活への不安もあると思います。もし本記事で解決できなかった不安や疑問があれば、ぜひ気兼ねなく医師や看護師、受付に聞いてみてください。患者さんが安心して治療に専念できるよう、些細なことにも答えてくれるはずです。疑問はなるべく早く解消して、不安のない入院生活を送ってくださいね。
※この記事はMedical DOCにて【急遽入院することに! 最低限必要なもの、あると便利なものを教えて!】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。