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「ワイン一杯のカロリー」をご存知ですか? ほかのアルコールと比べてどのくらい違う?

 公開日:2024/10/24
ビールより高い?

「お酒を飲むと太る」と良く言われますが、実際にどのくらいカロリーや糖質が含まれているのかご存知でしょうか。今回は、健康に良いお酒として知られるワインを中心に、お酒の太りやすい・太りにくいというテーマで、管理栄養士の森さんを取材しました。

森 浩子

監修管理栄養士
森 浩子(管理栄養士)

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栄養士・管理栄養士歴25年、特別養護老人ホーム、保育所給食、行政栄養士など幅広く経験。実際に調理現場にも長く立ち多職種の方々と一緒に働いた経験をいかして活動中。

編集部編集部

それでは、ワインを楽しむ際に気を付けることは何でしょうか? まずは、カロリーについて教えてください。

森 浩子さん森さん

ワイン100mlあたりのカロリーはおよそ75kcalと言われています。アルコール度数や糖分が高くなるほど高カロリーになります。「ワインは太らない!」と思い込んで糖分の多い銘柄を楽しみすぎると、当然ながら肥満の原因となってしまいますので、注意が必要です。ちなみに、糖質は100mlあたり赤ワインが1.5g、白ワインが2.5g含まれています。白ワインには甘口のものもあるので、糖質ダイエットには甘口タイプがほとんどない赤ワインを選ぶといいでしょう。嗜む程度に飲むならば、ワインは低カロリー・低糖質で太りにくいお酒と言えます。しかし、こってりした高カロリーのおつまみを食べてしまっては意味がありません。意識してヘルシーなおつまみをあわせるようにしてみましょう。

編集部編集部

ほかのアルコール類のカロリーはどれくらいですか?

森 浩子さん森さん

同じく100mlあたりで比べると、ビールは40kcal、日本酒は100kcal、焼酎だと170kcalとなります。ワインのカロリーが特別高いわけではないことが分かりますね。「ビールのカロリーが低いな」と思われた方もいると思いますが、ビールの場合、カロリー低いのですが糖質が多く含まれることから太りやすいお酒の代表となります。こちらにも、気を付けなくてはなりませんね。

編集部編集部

ワインに健康効果があるということは分かりましたが、1日の摂取目安量はどの程度でしょうか?

森 浩子さん森さん

いくら健康効果があるからといっても、当然ながら飲みすぎてはいけません。1日の適正な飲酒量は純アルコールで20gです。ここから計算すると健康に働くワインの1日の摂取量は150mlから200ml程度が良いとされています。もちろん個人差もありますので、あくまでも目安ですね。女性はアルコールの分解速度が遅く、影響を受けやすいため10gにすることが推奨されています。健康に良いからといって飲みすぎてしまうと二日酔いや肥満を招きかねませんので、注意が必要です。ほかのアルコールで適量といわれているのは以下のとおりです

ビール:500ml(中ビン1本)
日本酒:180ml(1合)
焼酎:100ml
ウィスキー:60ml

アルコール度数が高いものほど目安の量が少ないことが分かりますね。

編集部編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

森 浩子さん森さん

お話してきたように、ワインは適量摂取することで、健康にも美容にも良い効果が見られます。また、ワインの種類によって効果も色々なので、自分に合ったものを探し体質改善を図ってみるのも楽しいかもしれませんね。好みや予算によっても選ぶワインは変わってくるかもしれませんが、健康や美容効果を期待することができるアイテムになります。ただ、何度もお伝えしたとおり飲みすぎには注意して適量を心がけることが大切です。ワインが好き、という人はもちろんのこと、それ以外の方も日常生活の中でこういった知識を活かしていただければ、と思います。

※この記事はMedical DOCにて【「ワインは健康にいい」と聞くけど実際どうなの? どのような健康効果があるか管理栄養士が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修管理栄養士

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