ヨーグルトは朝より夜食べる方が良い! 管理栄養士おすすめの食べ方とは?
ヨーグルトは夜に食べる方が、カルシウムの吸収率が高くおすすめだと管理栄養士の森さんは言います。一緒に食べるといい食べ物などもあるそうです。詳しく教えてもらいました。
監修管理栄養士:
森 浩子(管理栄養士)
編集部
朝食に食べるイメージが強いヨーグルトですが、食べる時間帯はいつが良いのか教えてもらえますか?
森さん
手軽に食べることができるので、朝食の1品にすることが多いかもしれませんが、実は、ヨーグルトを食べるタイミングとしてはカルシウムの吸収率が高い夜がオススメです。腸のゴールデンタイムは22時から翌2時と言われており、その前にヨーグルトを食べることでより吸収することが可能になりますので、夕食に食べると良いですね。
編集部
一緒に食べることで、更に良い効果が得られるものはありますか?
森さん
ヨーグルトは食物繊維が豊富な食材と一緒に食べることで、整腸作用がアップします。相性の良い食べものとしては、パイナップルやバナナ、キウイなどの果物がいいですね。少し変わったところでは、プレーンヨーグルトにドライフルーツを一晩漬けておくと風味や食感が変わって美味しく食べることができます。また、ほかにもきな粉をかけて食べるのもいいでしょう。
編集部
オススメの食べ方があれば、併せて教えてください。
森さん
ヨーグルトに含まれている乳酸菌は40度くらいの温度で活発に活動すると言われていることから、電子レンジなどで温めたヨーグルトを食べると乳酸菌を活性化することができます。少し酸味が増すのではちみつなどを加えると食べやすくなります。冷たいヨーグルトに慣れていると最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、体も温まるので代謝もアップし良いこと尽くしです。ただ、加熱しすぎて50度以上になると乳酸菌が死んでしまいますので、くれぐれも注意して温めてくださいね。また、善玉菌は胃酸の影響を受けやすいので、空腹時に食べることは避けましょう。せっかく取り入れた善玉菌が無駄になってしまいます。
※この記事はMedical DOCにて【「ヨーグルトは体にいい」と言われるのはなぜ? どのような健康効果があるのか管理栄養士に聞く】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。