管理栄養士が教える「スムージーを健康的に飲む方法」1日何杯まで? 飲む時間帯は?
スムージーを健康的に飲む方法をご存じですか? 1日の杯数や飲む時間帯のオススメについても「管理栄養士」の成松さんに解説していただきました。
監修管理栄養士:
成松 由佳(管理栄養士)
編集部
飲む時間帯として一番おすすめなのはいつですか?
成松さん
おすすめは、「昼食と夕食の間に、間食と置き換えて摂ること」です。カロリーの高い間食をスムージーに置き換えて摂取カロリーを減らせるだけでなく、美容や腸活に役立つ栄養も補給できます。活発に動いておりエネルギーを使う時間帯なので、スムージーによる糖分の摂り過ぎの影響も、ほかの時間帯より少ないでしょう。
編集部
食事にスムージーを取り入れる場合、一緒に食べるのは何が良いですか?
成松さん
肉や魚、卵、大豆製品などのたんぱく質源を一緒に摂りましょう。噛みごたえがあるものだとさらに良いですね。サラダチキンや大豆バー、魚肉ソーセージなどがおすすめです。
編集部
スムージーにおすすめの食材があれば教えてください。
成松さん
パプリカやかぼちゃ、にんじん、小松菜、ほうれん草などの緑黄色野菜が適しています。β-カロテンやビタミンC、ビタミンEが多く含まれています。また、食物繊維やビタミンCの多いキウイやイチゴ、バナナなどの果物も良いですね。さらに、牛乳やヨーグルトを入れるとカルシウムも同時に摂取できます。
編集部
スムージーに向かない組み合わせはありますか?
成松さん
葉物野菜ばかりを組み合わせると、苦みが強くなり飲みにくくなってしまいます。ただし、葉物野菜は食物繊維やビタミン類、カルシウムが多いため、材料としてはおすすめではあります。1種類だけ選んで入れ、ほかの野菜や果物と合わせると良いでしょう。また、フルーツジュースを入れるのも避けていただきたいですね。量が増えて飲みにくくなるだけでなく、糖分の摂り過ぎにもつながります。ジュースではなく、果物を加えましょう。
編集部
スムージーは1日何杯までが良いですか?
成松さん
1日1杯を目安にするのがおすすめです。1日何杯も飲むと、果物からの糖分の摂り過ぎが心配です。また、スムージーの飲み過ぎでほかの食事量が減るのも避けたいところです。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
成松さん
スムージーは決して危険な飲み物ではありません。ただし、飲み方次第で健康に良い影響も悪い影響も与えます。ぜひ賢く取り入れましょう。
※この記事はMedical DOCにて【スムージーを毎日飲むのは危険? 健康的に飲む方法を管理栄養士が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。