「スムージー」はダイエット・美肌・腸活・抗炎症作用が得られる万能ドリンクだった!?
「スムージー」を飲むメリットはご存じですか? 今回は、スムージーを飲むことで得られる健康効果について「管理栄養士」の成松さんに解説していただきました。
監修管理栄養士:
成松 由佳(管理栄養士)
編集部
スムージーを飲むことで得られる健康効果にはどのようなものがありますか?
成松さん
スムージーに使用する食材で異なる部分もありますが、主に考えられている健康効果は「ダイエット」「腸活」「美肌効果」「抗炎症作用」の4点ですね。
編集部
それぞれの効果について詳しく教えてください。まずはダイエットからお願いします。
成松さん
スムージーはカロリーが低いため、摂取カロリーが減り、体重減少につながります。ただし、先述したように食事をスムージーだけにした場合、たんぱく質が不足してしまいます。1日3食のうち1食でもたんぱく質が不足すると、筋肉が減りやすくなることが知られています。健康的にダイエットするなら、スムージーだけでなく、たんぱく質を合わせて摂るようにしたいですね。
編集部
腸活についてはいかがでしょう?
成松さん
食物繊維の多い野菜や果物をスムージーに入れて摂取することで、腸内環境を改善し、便通をよくするのに役立ちます。ただし、スムージーは噛まずに飲み込めてしまいますよね。これが、実は腸活に逆効果なのです。噛むことで胃の運動や消化酵素の分泌が促進され、消化が促進されます。噛まずに飲み込む食事は、かえって胃腸に負担をかけることもあります。スムージーだけでなく、よく噛むものと一緒に食べるのがおすすめです。
編集部
美肌効果についても教えてください。
成松さん
※参照:厚生労働省「e-ヘルスネット 抗酸化物質」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-009.html
編集部
最後は抗炎症作用についてお願いします。
成松さん
葉物野菜やにんじん、かぼちゃなどの緑黄色野菜を多く摂取すると、炎症を抑えるのに役立つといわれています。慢性炎症は、生活習慣病や心臓病、認知症などの病気の発症や進行に影響していると考えられています。緑黄色野菜を取り入れたスムージーを飲むことで、病気を予防するのに役立つといえるでしょう。
※この記事はMedical DOCにて【スムージーを毎日飲むのは危険? 健康的に飲む方法を管理栄養士が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。