コーヒーは1日に何杯まで飲んでいいかご存じですか? 目安量とオススメの飲むタイミングを紹介
コーヒーの1日の適量はご存じですか? 今回は、1日の目安やオススメの飲むタイミングについても「管理栄養士」の丹羽さんに解説していただきました。
監修管理栄養士:
丹羽 琴美(管理栄養士)
編集部
カフェインによる悪影響を受けないためには、コーヒーは1日何杯までなら飲んでよいのでしょうか?
丹羽さん
コーヒーの適正な摂取量として、健康な成人でマグカップ約3杯までがおすすめです。カナダ保健省が、カフェインの適正量を1日400mgまでと発表しており、コーヒーに換算するとマグカップ3杯にあたるためです。
編集部
妊婦さんやお子さんの、コーヒーの目安摂取量はどのくらいですか?
丹羽さん
妊婦さんの場合、1日のコーヒーをマグカップで2杯程度、カフェイン量でいうと200mgに抑えるのがおすすめです。妊婦さんがカフェインを摂り過ぎると、子どもが低体重で生まれてしまう可能性があるためです。10~12歳のお子さんの場合、1日にカフェイン85mg、コーヒーでいうとカフェオレをマグカップに約1杯までが推奨されています。子どもはカフェインの影響が大人よりも出やすいため、要注意です。
編集部
コーヒーを飲む際、不眠や胃腸障害などの症状が出にくいタイミングはありますか?
丹羽さん
眠れなくなるのをさけるには、寝る時間から逆算して、8時間前にはコーヒーを飲み終わるのが理想です。カフェインを摂取してから2~8時間は、体内で覚醒作用が働く可能性があるからです。時間帯には個人差があるため、自分の体に合わせて考えてみてください。また、胃腸障害を予防するために、空腹時はなるべくさけるのがおすすめです。
※この記事はMedical DOCにて【コーヒーの飲み過ぎは健康に悪い? 飲み過ぎによる症状と正しい飲み方を管理栄養士に聞く】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。