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「低GI食品」で食後高血糖を防ぐ! 管理栄養士おすすめの摂取方法とは

 公開日:2024/06/21
低GI食品 とは

近年、スーパーやコンビニで「低GI食品」と書かれている食品を見かけます。なんとなくカラダに良さそうというイメージはありますが、そもそも「GI」は何を示しているのでしょうか。おすすめの摂取方法を併せて、管理栄養士の石本さんに詳しく伺いました。

※この記事はMedical DOCにて【食後高血糖を抑える食事とは? 管理栄養士が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

石本 めぐみ

監修管理栄養士
石本 めぐみ(管理栄養士)

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国立大学文学部を卒業後、一般企業勤務を経て栄養士専門学校に入学し、栄養士資格を取得。病院給食、食品メーカーの品質管理、保育園栄養士を経験して2022年に独立。食が楽しくなるレシピを発信するほか、栄養・健康分野の記事執筆を中心に活動中。

編集部編集部

食べることで食後高血糖を抑えることができる食材はありますか?

石本 めぐみさん石本さん

食物繊維が豊富な野菜や海藻以外では、GI値が低い食品をおすすめします。GI値とは、食後の血糖値がどれだけ上昇するかを示す指数のことです。低GI食品を摂れば、食後の血糖値の上昇は緩やかになります。

編集部編集部

低GI食品にはどのようなものがありますか?

石本 めぐみさん石本さん

GI値が低い食材には、きのこや乳製品があります。野菜の中でも、ほうれん草などの葉物野菜のGI値は低めです。一方で、糖質が多く含まれるじゃがいもやにんじんはGI値が高いので、食べ過ぎないようにしましょう。白米やパンのGI値は高く、そばやスパゲッティのGI値は低いことを覚えておくと、外食時にメニューを選ぶ基準になります。

編集部編集部

低GI食品の上手な摂り方はありますか?

石本 めぐみさん石本さん

低GI食品を使って血糖値をコントロールする食事法に、「セカンドミール効果」を利用したものがあります。セカンドミール効果とは、最初に摂る食事(ファーストミール)が次に摂る食事(セカンドミール)の後の血糖値に影響を与えるという考え方です。ファーストミールに低GI食品を摂れば、血糖値の上昇を緩やかにする作用はセカンドミールまで持続すると考えられています。この効果は、食後高血糖の抑制にも利用できるでしょう。

編集部編集部

食事以外で気をつけることがあれば教えてください。

石本 めぐみさん石本さん

食後高血糖の予防には、運動が効果的です。食後15分から1時間の間に運動すると、血液中の糖が消費されて食後高血糖を抑えられます。ウォーキングなどの軽い運動を15分程度行うことで、効果が期待できるでしょう。また、筋肉トレーニングに取り組むこともおすすめです。筋肉量を増やせば、それだけ糖をエネルギーへ換えやすい体になります。ただし医師によって運動を制限されている人は、医師の指示に従ってください。

この記事の監修管理栄養士

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