【子育てパパママ必見!】子どもの箸の持ち方を矯正する“便利な補助具”をご紹介!
子どもの箸の持ち方を矯正するための、便利な補助具があることはご存じですか? 今回は、子どもに箸を正しく持たせるためのコツについて、「作業療法士」の宮田さんに解説していただきました。
※この記事はMedical DOCにて【子どもが正しく箸を持てないのは「指先の分離」が進んでないから!? 作業療法士に聞く】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
監修作業療法士:
宮田 里依(作業療法士)
編集部
子どもが持ちやすい箸について教えてください。
宮田さん
一般的に未就学の子どもであれば、15cm前後の長さをお勧めします。また、細いものよりはある程度太さがあり、丸い形よりは角張った箸が初めは使いやすいと思います。先端に滑り止めがついている商品は、持ちやすく掴む動作の練習にもなります。
編集部
子どもの練習用の箸にはどんな種類があるのでしょうか?
宮田さん
箸の上部がつながっているもの、2本の箸を中間部分でつなげるクリップのような道具、中間部分にバネがついているものなどが一般的です。100円ショップで購入できるものなどもあるので、試してみるのもいいでしょう。
編集部
家で手づくりすることもできますか?
宮田さん
もちろん、手作りも可能です。下の箸の中間部分に、洗濯バサミをつけ、洗濯バサミの柄を下に向けます。そうすると、薬指と小指で洗濯バサミの柄を握ることができ、自然と下の箸を固定できるようになるので、上の箸を動かすことだけに集中できるようになるのです。
編集部
子どもの箸の持ち方についての向き合い方を教えてください。
宮田さん
それぞれの国の文化によって箸の必要性は変化しますし、子どもが箸を正しく持てなくてもあまり深刻にとらえすぎないで欲しいと常に保護者の方には伝えています。子どもの身体の発達を促すことを目的に、日々の遊びの中に上述したような練習を取り入れていくことで、そのうち箸の使い方も上手になるかもしれない、と気軽に捉えていただければと思います。