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手指が曲がらなくなる「ヘバーデン結節」自宅でできるリハビリを作業療法士に聞く

 更新日:2024/04/25
へバーデン結節 自宅でのリハビリ

「ヘバーデン結節」になってしまうと、手指の第一関節が変形してしまい曲がってしまいます。指の動かしにくさなどが残ってしまった場合、リハビリが必要になると思いますが、自宅ではどのようなことができるのでしょうか。作業療法士の高瀬さんを取材しました。

※この記事はMedical DOCにて【手指が曲がってしまうヘバーデン結節とは? 自宅でできるリハビリについて作業療法士に聞く】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

高瀬 駿

監修作業療法士
高瀬 駿(作業療法士)

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北里大学卒業後、医療機関に従事し、急性期、回復期などの地域でのリハビリ業務につとめる。ほか、小児分野のリハビリや講習会運営にも参加。これらの経験を通して、根拠のある情報をモットーに、リハビリに関するコラムなどの発信活動を行う。

編集部編集部

へバーデン結節になってしまったら、リハビリは必要でしょうか?

高瀬駿さん高瀬さん

まずは医師の診察を受け、治療方針を相談してください。医療機関によってはリハビリの専門スタッフも在籍しており、医師からリハビリの指示がでることもあります。リハビリスタッフから症状を緩和させる体操や、日常生活での注意点について指導をうけることになります。

編集部編集部

自宅で、自分でもリハビリを行うことは可能でしょうか?

高瀬駿さん高瀬さん

医師と治療方針を話し合い、自宅でのリハビリを進めてもよいと許可があれば可能です。このときに、「痛みのでない範囲まで動かしても大丈夫か、お湯等で温めてもよいか」などの注意点について確認するとよいでしょう。

編集部編集部

自宅でできる具体的なリハビリの方法を教えてください。

高瀬駿さん高瀬さん

まずは痛みの生じない範囲で、ゆっくりと少しずつ手指を動かしていきます。お風呂場などで手指を温めて、動かしやすい時に数回行うところから始めてください。また、痛みが出たら、すぐに中止してください。痛みが続く場合は、テーピングなどを使用して動きを制限する必要があります。痛みは我慢せず、医師と相談しながら進めることは欠かさないようにしてください。

編集部編集部

リハビリを行ううえでの注意点はありますか?

高瀬駿さん高瀬さん

まず、手指の状態を観察し、関節に腫れや熱がないことを確認します。次に指先が冷たい場合は温めてください。例えばお風呂場などで温めてから指を動かすと、動かしやすい環境を整えることができます。しかし、腫れや熱が治まっていなければ、関節に炎症反応が起きている可能性が考えられます。温めることで腫れや熱を誘発し、逆効果を生む可能性もあるので注意が必要です。必ず医師に「指を温めても良いか」の確認を行うようにして下さい。

この記事の監修作業療法士

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