「お酢」の効果はご存じですか? 摂取タイミングや作用も管理栄養士が解説!
健康的なイメージのある調味料「お酢」。具体的な効果はご存じでしょうか? お酢の特徴やおすすめの摂取タイミングを「管理栄養士」の永野さんに解説していただきました。
※この記事はMedical DOCにて【お酢の健康効果は疲労回復だけではない! ダイエットにも良いって本当?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
監修管理栄養士:
永野 ゆう子(管理栄養士)
編集部
お酢は健康に良いと言われていますが、どのような効果があるのですか?
永野さん
疲労回復効果や高血圧予防、食欲増進などが主な効果ですね。食塩や醤油の代わりにお酢で味付けにすることによって塩の量を減らし、血圧改善などにも効果を発揮します。
編集部
お酢を飲むのはいつがいいでしょうか?
永野さん
基本的にはいつでも大丈夫です。期待する効能によって変えてもいいかもしれません。食欲不振など、なんとなく食欲がわかない時などは食前にお酢を摂るのもおすすめです。食酢の持つさわやかな酸味が嗅覚と味覚を刺激し、唾液や胃液の分泌を促し食欲を増進させます。また、運動をしたあとはエネルギー不足の状態になりますが、そんな疲れた時にもお酢を摂取すると良いでしょう。疲れた時、人は飲んだり食べたりしてエネルギーを補給しますが、食酢を一緒に摂るとエネルギー源を効率的に再補充し、疲労回復のお手伝いをしてくれます。
編集部
お酢の特徴や効能はほかにどんなものがありますか?
永野さん
カルシウムの吸収を助ける作用や魚臭の除去、小魚やこんぶに酢を加えて煮ると柔らかくなる作用、大根おろしに酢を加えるとミロシナーゼの活性を抑えて、辛みの増加を防ぐ作用などがあります。