減塩中に注意すべき食品は〇〇! どうしても食べたい時の対策は?
管理栄養士の平辻さんによると「減塩時に注意したいのは麺類」とのこと。確かにラーメンなど、塩分量の多い料理の代表ですが、どうしても麺類が食べたくなることもありますよね。そこで今回は、塩分量の多い食事の際に注意するポイントを詳しく伺いました。
監修管理栄養士:
平辻 巴純(管理栄養士)
編集部
減塩中に避けた方がいい食事はありますか?
平辻さん
うどんやラーメンなどの麺類は塩分が高いため要注意です。ものによっては1食で1日の摂取量をオーバーしてしまうこともあります。また、カップラーメンやカップ焼きそばなどのインスタント食品やファーストフードもなるべく控えたほうがいいでしょう。その他、漬物や味噌汁などを好んで毎食食べているという方は注意が必要です。
編集部
どうしても食べたい時はどうしたらいいでしょうか?
平辻さん
麺類のスープには多く塩分が含まれているため、スープは飲み干さずに残すようにしましょう。カップ麺など調味料を自分で調整できるものは、全部使わずに控えめにしておくことも重要です。味噌汁が好きな方は、具だくさんなものを1日1杯までにし、漬け物を食べるときは味噌汁はやめておくなど、工夫をすれば無理な制限をしなくても上手に食事を楽しむことができます。
編集部
減塩していると味気なく感じてしまいますが、何かいい方法はありますか?
平辻さん
無理をせずに少しずつ減らしていき、まずは薄味に慣れることが大切です。味気なく感じたときは料理に直接かけてしまわず、醤油を小皿に移してつけて食べるようにすることで減塩ができます。また、だし汁には「イノシシ酸」や「グルタミン酸」などの旨味成分があるため、上手く取り入れると塩分を減らしても美味しく食べることができます。その他、香辛料や酸味でアクセントをつけた味付けが減塩のコツです。