ナッツを「間食」で摂ると食事の食べ過ぎを防げるワケ 管理栄養士お勧めの食べ方とは?
食物繊維と不飽和脂肪酸を多く含むナッツ類は腹持ちがよく、間食後に迎える食事で食べ過ぎが防げると管理栄養士の川島さんは言います。中でも、シンプルにローストされただけのナッツがお勧めだそうです。そのほか、料理への活用法と合わせて教えてもらいました。
監修管理栄養士:
川島 尚子(管理栄養士)
編集部
「ナッツは体にいい」とよく聞きますが、なぜ体にいいのですか?
川島さん
ナッツ類はビタミンやミネラル、良質な脂質など栄養素が豊富なので、体にいいと言われています。代表的なものは「ビタミンE」「食物繊維」「不飽和脂肪酸」などですね。
編集部
ナッツ類を食べると良いタイミングについて教えてください。
川島さん
ナッツ類には食物繊維と不飽和脂肪酸が豊富に含まれていることから腹持ちがいいので、小腹が空いてしまった時に間食として食べるのがおすすめです。そうすると、そのあとの食事で食べ過ぎを防ぐことができます。また、ナッツ類はどれも食感がしっかりしていて食べる際によくかまなければならないので、間食の食べすぎを防ぐ効果も期待できます。
編集部
おすすめの食べ方はありますか?
川島さん
ナッツ類の効果的な食べ方はローストしたものをそのまま食べる方法です。ナッツ類にはチョコレートや砂糖で加工されているものや、おつまみとして味つけされているものも多くありますが、そういったものよりも、シンプルにナッツの栄養素を効果的に摂るにはローストされただけの「素焼き」などの表示があるものを選ぶことをおすすめします。
編集部
料理に活用する方法はありますか?
川島さん
ナッツは食感がしっかりしているので、料理のアクセントとしても優秀です。砕いたナッツはサラダやパスタのトッピング、肉や魚のソースのアクセント、揚げ物の衣の一部などに使うと風味と食感を楽しむことができておすすめです。また、マカダミアナッツオイルやヘーゼルナッツオイルなど、ナッツ類のオイルも売られており、それぞれ風味が豊かなもの、シンプルなものがあり、こちらも手軽に料理に取り入れることが出来ます。