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「軽度認知障害の前兆となる初期症状」はご存知ですか?医師が徹底解説!

 公開日:2026/03/08
軽度認知障害の初期症状

Medical DOC監修医が軽度認知障害(MCI)の前兆となる初期症状を解説します。気になる症状がある場合は迷わず病院を受診してください。

※この記事はメディカルドックにて『「軽度認知障害の前兆となる初期症状」はご存知ですか?末期症状も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

前田 佳宏

監修医師
前田 佳宏(医師)

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・和クリニック 院長
・精神科/心療内科医
・精神保健指定医
「泣きたくなったら壁を押せ」著者
大人と子どもの双方で、トラウマや愛着障害に心理療法的アプローチを用いる医師。これまでのべ3,000人以上の臨床に携わる。
島根大学医学部卒業。その後、東京大学医学部附属病院精神神経科に入局、東京警察病院や国立精神神経医療研究センター等を経て、児童精神科外来を3年間、トラウマ専門外来を2年間担当。著書『泣きたくなったら壁を押せ』(サンマーク出版、2026年)では、心理療法のプロセスを物語として描き、私たちの感情の奥にある“適応の物語”をたどった。その視点をともに探る場として、オンラインコミュニティ「しなここメイト」を主宰。cotree顧問医。産業医。日本小児精神神経学会所属。

「軽度認知障害」とは?

軽度認知障害(MCI)とは、記憶力や注意力などの認知機能が加齢による範囲を超えて低下しているものの、日常生活はおおむね自立している状態を指します。
認知症とは異なり、日常生活への支障が少ないのが特徴です。ただし、MCIの方のうち年間約5〜15%が認知症に進行すると報告されており、早期発見と生活習慣の見直しが重要です。

軽度認知障害の前兆となる初期症状

MCIの初期症状は、加齢による「うっかり」や「ど忘れ」と区別がつきにくいことがあります。しかし、次のような変化が複数みられる場合には、神経内科や精神科、認知症外来、もの忘れ外来などの受診を検討しましょう。

うっかりミスや物忘れが増える

最近の出来事や約束を思い出せない、財布や鍵を頻繁に置き忘れるなどの症状が現れます。ヒントがあれば思い出せる場合もありますが、「思い出せないまま終わる」ことが続く場合は注意が必要です。

約束を忘れるようになる

記憶力の低下が進むと、約束をしていたこと自体を忘れてしまうことがあります。加齢による単なる「ど忘れ」であれば、時間が経ったり、誰かにヒントをもらったりすると思い出せることがほとんどです。
しかし、軽度認知障害では、周囲から指摘されても約束の内容が思い出せないままというケースが増えていきます。こうした変化が日常的にみられるようになった際には、早めに専門医へ相談することが大切です。

注意力や判断力が低下する

買い物で計算を間違える、料理中に火をつけっぱなしにしてしまうなど、複数の作業を同時にこなす力が落ちてきます。交通場面での判断ミスが増える場合もあります。
運転や金銭管理に不安を感じた場合は、早めに専門医へ相談をすることをおすすめします。

計画的に行動できなくなる

物事を段取りよく進めることが難しくなり、予定を立てても実行に移せないなどの「遂行(すいこう)機能障害」が見られます。家族から「最近ぼんやりしている」と指摘されるケースも少なくありません。対策としては、カレンダーやメモを活用し、予定を「見える化」する習慣をつけるとよいでしょう。

感情の起伏が激しくなる

イライラや不安感、意欲の低下など、心理的な変化が先行することもあります。認知機能の低下だけでなく、軽度のうつ病が背景にある場合もあります。そのため、精神科または心療内科での相談が有効なケースもあります。

軽度認知障害の進行速度

MCIはすべてが認知症に進行するわけではありません。
1年で5〜15%の方が認知症へ移行し、一方で16〜40%の方は回復または安定するともいわれています。血圧・血糖のコントロールや運動習慣、社会的交流を維持することで、進行を防ぐことができる可能性があります。

「軽度認知障害の初期症状」についてよくある質問

ここまで軽度認知障害の初期症状などを紹介しました。ここでは「軽度認知障害の初期症状」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

軽度認知障害が完治する確率はどれくらいなのでしょうか?

前田 佳宏医師前田 佳宏(医師)

MCIの方のうち約16〜41%は、生活習慣の改善や治療で健常レベルに回復するとされています。なんだかおかしいな、と感じた場合には早めに認知症予防策をとることで、健常な状態への回復も期待できます。

まとめ

脳卒中は、決して運命によって決められた避けられない病気ではありません。日々の食事という「選択」の積み重ねによって、その発症を予防できる病気です。
「かるしお」などのテクニックを使い、出汁や酸味を活用して、我慢するのではなくおいしく塩分を減らしましょう。また、肉中心から魚や大豆中心へ、甘いジュースからお茶へ、極端な食事制限よりも、食べるものの質を変えることが血管を守ります。
自分の血管を知ることも重要です。血圧測定や健診を通じて、自分のリスク(高血圧や不整脈など)を把握し、早期に対処することが最大の防御です。
ある日突然襲ってくる脳卒中の発症を予防するために、ぜひ今日の食事から見直してみてください。

「軽度認知障害」と関連する病気

「軽度認知障害」と関連する病気は11個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

脳神経内科系

  • アルツハイマー病
  • 脳血管性認知症
  • レビー小体病
  • 慢性硬膜下血腫
  • 正常圧水頭症

精神科系

内科系

  • アルコール中毒
  • ビタミンB12欠乏

認知症をきたす原因にはさまざまなものがあります。なかでも、MCIはアルツハイマー病を背景としている場合が多いです。早期発見、早期対応が大切です。

「軽度認知障害」と関連する症状

「軽度認知障害」と関連している、似ている症状は4個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • 注意力・判断力の低下
  • 言葉が出にくくなる
  • 計画をたてて物事を進めることが難しくなる

MCIでは、これらのような症状が現れることがあります。気になる場合には、認知症専門医の診察を受けるようにしましょう。

この記事の監修医師

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