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単なるもの忘れと「認知症」の違いはご存じですか?初期症状を医師が徹底解説!

 公開日:2026/02/23
認知症の初期症状と受診の目安

認知症の検査方法とは?メディカルドック監修医が認知症の初期症状・セルフチェック法などを解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「認知症の検査方法」はご存知ですか?医師が質問する項目も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

上田 雅道

監修医師
上田 雅道(あたまと内科のうえだクリニック)

プロフィールをもっと見る
福島県立医科大学医学部卒業。名古屋掖済会病院脳神経内科、豊橋市民病院脳神経内科、名古屋大学大学院医学系研究科神経内科学、中部ろうさい病院神経内科医長を経て、あたまと内科のうえだクリニック院長に。医学博士。日本神経学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医、愛知県難病指定医、麻薬施用者免許、日本頭痛学会会員、日本認知症学会会員。

「認知症」とは?

認知症とは、記憶力、判断力、言語能力などの認知機能が脳の障害や全身の疾患によって低下し、日常生活に支障が出る状態です。

認知症の前兆となる初期症状

年齢によるもの忘れは正常ですが、認知症は単なるもの忘れとはちがいます。認知症の初期症状について説明していきます。

体験したことを忘れる

日常生活でふと忘れてしまってすぐに思い出すことができない経験は誰にでもあると思います。例えば、昨日の夕食は何を食べたかすぐに思い出すことができないことは多いのではないでしょうか。なかなか思い出すことができなくても問題ありませんが、食べたこと自体を忘れてしまっている場合は心配です。

このように体験したことの全体を忘れてしまう場合は認知症の疑いがあり、病院で診察を受けるようにしましょう。

もの忘れの自覚がない

予定があったのに思い出すことができない、やろうとしたことを忘れてしまったといった経験もあると思います。
単なるもの忘れの場合は、忘れていることの自覚があり思い出そうとします。何かのきっかけで思い出すことでしょう。

認知症の場合は忘れていること自体の自覚がありません。困ったことがあっても取りつくろうような言動が見られます。

その他

日にちや曜日がわからなくなる、時間の感覚がわからなくなるといったことや、同じ服ばかり着るようになる、物事の段取りが悪くなるといった様子が見られるようになります。

認知症の場合はこのような症状が少しずつ悪化していき、日常生活に支障が出るようになります。

すぐに病院へ行くべき「認知症」

ここまでは認知症についてを紹介してきました。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

急に認知機能が悪化した場合は、脳神経内科

認知症にはさまざまな原因がありますが、急に認知機能が悪化した場合は脳梗塞や脳出血が起こっている可能性があります。

急にもの忘れの症状が出たり、身近にあるものの使い方がわからなくなった場合はすぐに治療を始める必要があるので、脳神経内科を受診してください。

受診・予防の目安となる「認知症」のセルフチェック法

・同じことを何度も聞いたり、言ったりする場合
・物の置き場所を忘れることが増えた場合
・会話の途中で話の流れがわからなくなる場合
・買い物や家計の管理がむつかしくなった場合
・今日の日付や曜日がわからない、今いる場所がわからない場合

「認知症の検査」についてよくある質問

ここまで認知症の検査などを紹介しました。ここでは「認知症の検査」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

認知症患者に行うテストはありますか?

上田 雅道上田 雅道 医師

簡単な質問に答えてもらうことでアルツハイマー型認知症の可能性があるかどうかを判断する方法があります。診察では問診の一環として短時間で行うことができます。

認知症テストで行う3つの質問事項について教えてください。

上田 雅道上田 雅道 医師

「現在、困っていることはありますか。」「3ヶ月以内で気になるニュースはありますか。」の質問に対して「ない。」と答え、「現在、楽しみはありますか。」の質問に対して具体的に答えた人は、その後の精密検査でアルツハイマー型認知症と判明する確率が高いとされています。
病院はもちろん、高齢者施設などでもスタッフが行うことができるので早期発見に役立つことが期待されます。

認知症はMRI検査で発見できるのでしょうか?

上田 雅道上田 雅道 医師

認知症はMRI検査だけで判断できるわけではありませんが、認知機能が低下するような脳の異常がないかどうか判断するために重要な検査のひとつです。

編集部まとめ

高齢化が進み認知症になる人が増えています。認知症にはさまざまな原因があり、しっかりと病院で検査を受けて診断を受ける必要があります。アルツハイマー型認知症など根本的に治すことは難しいですが、原因に合わせた治療、日常生活に必要な介護を受けることになります。
また認知症と非常に似た症状が見られる病気で治療ができるものもあります。このような病気を見逃さないようにしっかりと診断を受けることも重要です。

「認知症」と関連する病気

「認知症」と関連する病気は7個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

脳神経内科の病気

その他の病気

  • 正常圧水頭症

多くの場合には脳内の病気が原因となりますが、内科的な病気でも原因となることがあります。

「認知症」と関連する症状

「認知症」と関連している、似ている症状は3個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

物忘れだけではなく、上記のような症状も認知症の場合にはよくみられます。

この記事の監修医師

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