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蕁麻疹とはどんな病気?早めに皮膚科に行くことが大切です!

 更新日:2023/03/27

気が付かないうちに皮膚が赤く盛り上がり不快な痒みが出ていたのに、しばらくすると消えていたなんていう経験がある方は少なくないのではないでしょうか。

その症状は『蕁麻疹』かもしれません。ひどい症状だと時には痒みで目が覚めるなんてこともあります。

蕁麻疹とは15~20%の人が一度は経験すると言われていますが、多くの方がそのメカニズムや治療法についてはご存じないのではないかと思われます。

そこで今回は、蕁麻疹とはどのような病気かについて、主な原因や症状と皮膚科などでおこなわれる治療方法についてMedical DOC編集部がお届けいたします。

この記事の監修医師
コッツフォード 良枝 (銀座禅クリニック 院長)

蕁麻疹とは?

『蕁麻疹』という病名は有名ですが、そもそも『蕁麻疹』の定義とはどのようなものなのでしょうか?

蕁麻疹とは、皮膚の一部が赤く盛り上がったりミミズ腫れになり、時には痒みや痛みを伴いしばらくすると何事もなかったかのように消えてしまう病気のことであり、その原因は様々です。

蕁麻疹という病名は、中国名を『蕁麻』とする『イラクサ』に触れると同じような症状が起きることが由来となっています。

蕁麻疹の腫れの大きさは個人個人で差がありますが、とても大きく見えるものでも実はひとつひとつの小さい湿疹が集合しているに過ぎません。ひとつひとつの湿疹は数十分から数時間で消えてしまいますが、集合することで大きく見えたり、いくつも継続的に現れることで何日も症状が続いているように見えたりします。

また、蕁麻疹は腫れの形によって円形・楕円形・線状・花びら状・地図状などに分類されますが、特に意味はなくその形から蕁麻疹の種類を分類したり、原因の特定がおこなわれるものではありません。

15~20%の人が蕁麻疹を経験すると言われているほど発症確率の高い病気であり、特に女性や20~40代に患者が多くみられる傾向があります。毎日同じ時間帯に症状が出ることが多く、大抵は数ヶ月や数年で自然と治まってしまいます。

では、なぜ蕁麻疹は発生するのでしょうか?まず『蕁麻疹』が起こるメカニズムをご説明します。

蕁麻疹が起きるメカニズム

皮膚は外側から角層・表皮・真皮の順で構成されています。一番内側の真皮にはマスト細胞という細胞が存在し、この細胞が何らかの刺激を受けると『ヒスタミン』という物質を放出します。

この『ヒスタミン』が皮膚の中の毛細血管に作用すると、血液の中の水分が血管の外へ漏れ出すために皮膚に赤みや腫れが生じるのです。

また、『ヒスタミン』は皮膚の神経にも作用するため痒みも生じさせることがあります。マスト細胞からの『ヒスタミン』の放出が終わると、血管は縮小し、漏れ出した水分も血管内に戻るため、腫れや赤みはなくなります。

このため、特別何かをしなくても蕁麻疹はいつの間にか消えているという現象が起きます。

蕁麻疹の種類や原因

蕁麻疹が起きる仕組みはおわかりいただけたと思いますが、では根本的にマスト細胞が『ヒスタミン』を放出する原因は何なのでしょうか?

『蕁麻疹』は原因に応じて種類が分けられており、大きく『特発性蕁麻疹』と特発性蕁麻疹以外のもの』があります。

特発性蕁麻疹』は原因が特定できない蕁麻疹のことで、約7割がこれに該当すると言われています。特発性蕁麻疹以外のもの』は残りの3割にあたり、原因を特定できるものです。

では、『特発性蕁麻疹』と特発性蕁麻疹以外のもの』の種類を更に細かく見ていきましょう。

特発性蕁麻疹

特発性蕁麻疹』は原因が特定できないので、発症している期間の長さからふたつに分類されます。

急性蕁麻疹

発症後1ヶ月で症状が治まってしまう蕁麻疹のことです。

慢性蕁麻疹

発症後1ヶ月以上症状を繰り返す蕁麻疹のことです。

特発性蕁麻疹以外の蕁麻疹

特発性蕁麻疹以外のもの』は原因ごとに分類されます。

コリン性蕁麻疹

入浴や運動などによって暑くなり汗をかくと現れます。ひとつひとつの粒の大きさが1~4mm程と小さく、小児から若い成人の間で多く発症します。

アレルギー性蕁麻疹

薬や食べ物、昆虫などに含まれるアレルゲンに反応して起こります。アレルゲンの代表的なものにはサバなどの青魚、肉類、エビやカニなどの甲殻類があります。

イントレランス

アスピリンなどの非ステロイド系消炎鎮痛薬や色素・造影剤・食品に含まれるサリチル酸などが原因として起こります。

血管性浮腫

唇やまぶたなどが突然腫れ、2~3日後に消える蕁麻疹で、痒みがありません。遺伝性の場合があります。

その他の原因による蕁麻疹

この他にも、他の内臓系の病気が原因となって現れるものや、ストレスが原因で肌が敏感になって起こるもの、運動と食事の要因が重なって現れるものなどがあります。

蕁麻疹になったら!その治療法は?

数ヶ月で自然と症状が現れなくなることがほとんどとは言え、酷い時には痒みで眠れないなんてこともある『蕁麻疹』。できることなら早く治したいですよね。ここからはその治療法や回避方法をご説明します。

原因を明確にする

蕁麻疹が発症したらまずは「発症した際の状況の共通点」を探すようにしましょう。ある特定の食べ物を食べていたり、同じ服を着ていたりしたら、それが蕁麻疹を引き起こす原因かもしれません。

自分で原因が特定できない場合は皮膚科を受診し医師に診断してもらいましょう。その際は蕁麻疹が起きている状態の患部の写真を持っていくことが有効です。また、『血液検査』『スクラッチテスト』『皮内テスト』『プリックテスト』といった検査を受けることで原因を突き止められる場合もあります。

それでも原因が不明な場合はストレスや内臓系の疾患の可能性もありますので、適宜心療科や内科などを受診するのもひとつの手です。

原因を避ける

原因が分かったらその原因を避けるようにしましょう。

食品や虫、肌への刺激などが原因の場合は物理的に触れないようにしましょう。また、ストレスが原因の場合は意識的にストレスを発散するように好きなことをしてみましょう。

また、発症した際に掻き毟ると皮膚を傷つけてしまうので極力かかないようにしましょう。

薬で症状を抑える

すでに生じてしまった蕁麻疹の症状を抑えたい場合は皮膚科の先生に薬を処方してもらいましょう。

薬には蕁麻疹の原因となるヒスタミンの働きを抑える『抗ヒスタミン薬』があります。副作用として眠くなる可能性があり、人によって効きやすさに違いがあるので、服用頻度・薬の種類・薬の量を皮膚科の先生の指導のもとに調整しながら治療を進めることになります。

ただし、一部の慢性蕁麻疹には効果が薄い場合があります。

他にも『抗アレルギー薬』『漢方薬』が処方されることがあり、塗り薬や服薬、注射などの方法があります。

また、腫れやかゆみが酷い場合は『ステロイド外用剤』を使用して症状を沈めます。かゆみを早めにおさえることで心理的なストレスを軽くし、かきむしりによる皮膚の損傷を防ぎます。損傷してしまった場合には、抗生物質を含むステロイド外用剤を使用することで炎症を沈め、細菌の増殖を防ぐことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、蕁麻疹とはどのような病気かについて、その種類や原因と発症のメカニズム、そして一度発症するようになった蕁麻疹への対処や皮膚科などでの治療法ついてご説明してまいりました。

蕁麻疹には原因ごとに様々なタイプがある事がおわかりいただけたかと思います。

さらに、蕁麻疹の症状を沈めるためには原因の特定と適切な薬を処方してもらうことが大切なので、早いうちに皮膚科の先生に診てもらいましょう。

辛い蕁麻疹ですが、放置しておけば治ると我慢する必要はありません。適切な対応をして早期に治し、気持ちの良い日々を送りましょう!

監修ドクターコメント

コッツフォード先生

痒みはとてもつらい症状ですよね。痒みのある時は、症状が広がらないよう、難しいのですができるだけかかないように気を付けることが大事です。冷やしてあげるとかゆみには効果的です。鍼灸や漢方薬も効果があることがあります。ストレスもかかわっていることもあるので、蕁麻疹が出たときは、できるだけゆっくり睡眠をとり、必要であれば内服薬も併用し、しっかり体をやすめてあげてくださいね。

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