スプリットクレストとは
スプリットクレストとは
スプリットクレストとは、歯槽堤分割術とも呼ばれインプラント治療において骨の幅を拡げる治療を指します。
インプラントを埋め込むには顎の骨の幅が最低でも5mm程度必要となりますが、歯周病などにより骨が痩せてしまい十分な骨幅がない場合に行われる方法です。
術式は骨の頂上部に特殊な器具を挿入して、骨を二分割しその広げた隙間にインプラントを埋入します。さらに骨補填剤をインプラントと骨の間に入れ、骨の再生を促すのが一般的な治療の流れです。
ただし、この治療も最低でも3mm程度の骨の幅が必要になります。
メリット
・骨の幅が薄い所(特に前歯部)にインプラント治療が可能となる
・CGFを用いることにより骨補填材の使用量を減らすことが出来る。
デメリット/副作用
・骨の幅が3mm以下の場合は治療が難しい
・骨質が硬すぎると対応できない
・高度な技術が求められる
治療期間
スプリットクレストによるインプラント治療は、状態によって治療期間が異なります。
スムーズな場合は、手術当日にインプラント埋入まで完了し、3~6ヶ月後に骨とインプラントが安定したら上部構造(人工歯)を装着する流れとなります。
費用相場
スプリットクレストは、通常のインプラントの治療費に加え、多くの場合はプラスで10万円程度かかります。
注意点
治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。