リーゲル義歯とは

リーゲル義歯とは

リーゲル義歯とは、ドイツで開発された内冠（歯に装着される装置）と外冠（入れ歯に固定される装置）をレバーで固定するタイプの入れ歯です。
入れ歯には小さな留め金が付いており、自分の歯を利用して固定します。留め金を外すことで自由に取り外しが可能となります。
内冠は連結しているため、歯にかかる負担を分散させることができ、また神経のない歯や歯周病が進んでいる歯に対しても使用できます。入れ歯がしっかりしているので外れにくく、固いものでもしっかりと噛むことができます。また、歯にかける金属の鉤がないため見た目も自然で入れ歯が目立ちません。外科手術が不要なので、インプラントができない患者さんでも治療でき、修理も比較的簡単なため歯が抜けた場合でもすぐに作り直し長期的に使用することができます。

メリット

・天然歯をなるべく残すことができ、他の歯への影響も少ない
・外れにくく、長く使える
・入れ歯が目立ちにくい
・異物感が少ない

デメリット/副作用

・支台となる歯を削る必要がある
・取り外して洗浄する必要がある
・保険適用外である
・導入している医院が限られる

治療期間

おおよそ3～6ヶ月程度（来院回数、相談なども含めて通院回数は8～10回程度）です。
早ければ2ヶ月で完了する場合もあります。

費用相場

片側の顎のみで50万円程度
個人の口腔内の状況に合わせたオーダーメイドの入れ歯になるため、費用は変動します。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。